逃げるが勝ち!競争社会をいち早く抜け出す人が、心の平安を得る理由

「一度始めた事から逃げてはいけない!」

「せっかく入社できたなら、3年は頑張らなきゃいけない!」

「逃げるのは我慢がたりない証拠だ!恥ずかしいと思わないのか!」

 

このようなことを言う人からは、さっさと離れましょう

 

あなたもどれか1つくらいは、これまでの人生で実際言われたことがあったり、自分で思ったことがあるかもしれません。

 

転職回数3回、ストーカー被害1回の僕が、今こうしてぬくぬくとストレスなくブログを書いていられるのは、「逃げるが勝ち」を実践してきたからに他なりません。

 

飛び込み営業が苦痛過ぎて半年で辞めたD社。

寮生活が苦痛過ぎて、1年半で辞めたS社。

玄関の目の前から電話され無視していると、玄関の向こうから「私が死んでもいいの?」というリアルホラー。

 

逃げる」というと、どうしてもネガティブなイメージを抱かれると思いますが、人生には自分を守るために”絶対に逃げなければいけない戦い“があります。

 

逃げる勇気」が必要なんです。

 

自分の時間やエネルギーを幸せを感じないことや、意義を感じないことに費やすのは、とっても無駄な気がしませんか?

 

もっと自分の幸せにつながることを追求していった方が、充実した生き方になると思いませんか?

逃げるが勝ち!「逃げる勇気」があなたの人生を左右する!

僕は、何からでも逃げることをオススメしているわけではありません

まずは、逃げるが勝ちということわざの意味を、きちんと理解しておきましょう。

逃げるが勝ちとは?

無駄な戦いや愚かな争いから、避けて逃げる方が、結局は勝利や利益を得られるということ。

戦いを避けるのは、一見卑怯にも見えるが、戦うばかりが勝利への道ではなく、時には逃げるほうが得策になるということ。

出典:故事ことわざ辞典

あなたの中で、無駄な戦い愚かな争いに思い当たることはありませんか?

 

例えば、

・自分勝手な相手に振り回されるだけの恋愛

・我慢以外、身につかない本当に嫌な仕事

・こちらの都合もお構いなしに話しかけたり、誘ったりしてくる相手

・裏切られたり傷つけられた相手への、執着心や復讐心

・二度と戻れない過去の失敗への”とらわれ”

・誰かに決められた進路や将来のレール

・満たされない「何か」を埋めるだけの相手を求めること

・無責任な他人の意見に感情を支配されること

 

幸せ“や”自分らしさ“は、こういうことから解放された先にあります

 

逃げるには、避けるという意味もあります。

逃げるのは、恥ずかしい事でも甘えでもありません。

自分の人生に不要なものに別れを告げたり、捨てたりすることを選ぶことです。

 

過去に裏切られた人のことを憎んで生きることは、ずっとあなたの心の中にその人を住まわせるということです

本当は、その人のことを忘れたいはずなのに、心という住まいに同居人として迎え入れていることと同じことです。

その人と心の中で争うのをやめて、そっと追い出した時、あなたの心はそのストレスを完全に手放したことになります

 

金持ちケンカせず」という言葉がありますが、これもケンカは何の得にもならないことの例えです。

 

もし、悪口を言われたり誹謗中傷を受けた時も、やり返さずにそっと戦いのリングから降りることが一番賢い選択です。

同じリングに上がるということは、自分の嫌いな誰かと同じレベルになるということです。

人生には、逃げた方がいい時がある

「途中で投げ出してはいけない」

「嫌でも、自分が我慢すればいい」

 

こういう考え方を持っている真面目な人ほど、「逃げる」という選択肢を消して自分を苦しめてしまいます

 

僕も新卒で入った会社で、「自分は将来このおじさんたちみたいになるのか」と思うと、嫌で嫌でしかたありませんでした。

でも、「せっかく入った会社だしな…」と自分の気持ちを押し殺しつつ、なんとか続けていましたが、1年たった頃から限界をむかえ始めました。

 

最後は、”軽いうつ”という診断をうけ、自己都合で退職ということになりました。

 

転職にしても恋愛にしても、どうしても嫌な時は「逃げることが最善の策」という時もあります。

逃げるという選択肢を持っておかないと、過労死したりうつになったり最悪な状況を招きます。

 

勇敢なヒーローの先に待つ死

責任感が強く、真面目で忍耐強い人ほど陥りやすい罠。

 

我慢に我慢を重ねた先に待つのは、”死”です。

 

“うつ”も精神的な死と言えます。

 

これ以上無理」という、ギリギリまで戦える精神力は素晴らしいです。

しかし、それで自分が壊れてしまっては元も子もありません。

結果的に我慢しすぎたせいで、周りにも迷惑をかけてしまうこともあります

 

自分自身の能力や価値観を良く知っておかないと、無理に無理を重ねて最悪の結果となって、自分に帰ってきてしまいます。

 

自己犠牲は美徳ではありません

自己犠牲とは、Win-Loseの関係です。

どちらかが得をして、どちらかは損をします。

 

そうではなく、目指すべき関係はWin-Winです。

自分を犠牲にするのでもなく、殺すのでもなく、自分を活かせる関係や場所にこそ、幸せがあります

 

幸福な人の判断基準

幸福な人は、何を判断基準に「進む」か「逃げる」かを判断しているのでしょう。

 

きっとストレスフルで逃げ場所がない人は、「正しい」か「間違っているか」で判断しているんじゃないでしょうか。

 

「正しい道がある」と信じて、「正しい、でも苦しい」という状況にある時、逃げるという選択をしてしまうと、それは「間違った道」に行ってしまうことになります。

 

物事を、正しいか間違っているかの2択で考えてしまうと、それはそれは苦しくなります。

昔の僕もそうでした。

 

会社を辞める時、「1年半で辞めるのはダメで、3年我慢するほうが絶対いい」みたいな考えで続けていたとしたら、今頃どうなっていたかと思うと、ゾッとします。

 

いろんな判断をする時、グレーゾーン(どちらでもない・どちらもいい)は必ずあります。

 

このグレーゾーンを持てると楽になります。

やめてもいいし、やめなくてもいい。

 

そこで、人生を楽しんでいる幸福な人の判断基準が役に立ちます。

それは、「楽しい(楽しそう)か楽しくない(楽しそうじゃない)か」で判断するというものです。

 

have to(~しなければいけない)思考かwant to(~したい)思考か。

 

普段あなたはどちらで考えていることが多いですか?

 

おそらく、「~しなければ」と考えることの方が多いんじゃないでしょうか。

 

上手くいく人は「~したいからする」という感情に従って生きていたりします。

「~しなければ」は、窮屈でプレッシャーを感じるのに対し、

「~したい」は、開放的な感じがしませんか?

 

「続けなければ」より、「辞めたい・逃げたい」気持ちに素直に行動する時があってもいいと思いませんか?

お金の無駄遣いよりヤバい○○の無駄遣い

「辛いことから逃げてはいけない」

という考えの人には、僕のようなやつはダメ人間にうつるかもしれません。

 

僕のこれまでの人生を振り返ると、

「もし逃げることに躊躇してあの場所にとどまっていたら…」

と考える方が怖いですし、楽しくないストレスフルな生活を今もしてるんだろうなと思います。

 

僕が不要な争いや逃げることを選ぶのは、時間やエネルギーの無駄使いをしたくないからです。

 

注意や指摘を受けたら素直に「すみません。」といって、改善すべきことかどうか一旦考えます。

言い訳や弁解に使う時間やエネルギーは無駄だと思いますし、印象もダウンさせます。

 

もし批判的なことを言われても、「そうですね。」とスポンジのように吸収し、

「そういう見方をする人もいるよな。」と納得します。

 

言い返すエネルギーと、ケンカになって無駄な時間を使いたくないからです。

ケンカに勝てたところで、何の得にもなりません。

相手の復讐心に火をつけて、更なる面倒に巻き込まれるのが予測されます。

 

何の得にもならない、無駄なことには省エネが一番です。

そして、自分の好きなことに対してエネルギーを使う方が、自分にとって楽しい人生になると思います。

逃げるが勝ちなんです。

 

逃げるが勝ち!根性論や精神論では生きるのがツラい!

ここまで読んでいただいて、「なんでもかんでも嫌なら逃げればいい」と誤解されるかもしれません。

 

僕は、「多少嫌なことでも、その先に本当に自分が手に入れたいものがあれば頑張る」という考えです。

基本ナマケモノの僕ですが、たまには頑張ります。

 

例えば、

「どうしても慶応大学に入りたいので、勉強がしんどくてもとにかくやる」

という感じです。

勉強すれば慶応に入れるかもしれないなら頑張ります。

 

逆にこういうことはしないようにしています。

「みんなに羨ましがられたいので、大手企業に応募する」

僕は東証一部に上場企業している大手で2回働きましたが、無理だと思いました。

 

羨ましがられることも、特に求めてないのでこういう無駄なことは頑張りません。

誘いがあってもダッシュで逃げます。

 

「一度始めた事から逃げてはいけない!」

「せっかく入社できたなら、3年は頑張らなきゃいけない!」

「逃げるのは我慢がたりない証拠だ!恥ずかしいと思わないのか!」

こういう意見もわかりますが、人には向き不向きもあります

ストレスフルな状態では最高のパフォーマンスも期待できません

 

やっぱり、自分が楽しんでいるからこそ、最高のモチベーションで最高のパフォーマンスが出るんだと思います。

 

僕も昔は、頭の固い真面目人間だったんだと思います。

固定観念思い込みにとらわれて、「逃げる=悪」みたいなイメージがありました。

 

本当に辛いこと、苦しいことからは逃げましょう

自分のためにも、周りの人のためにも。