無駄使いを減らすには、我慢強くなるしかないんですか?
それとも頭を使うんですか?
☑無駄使いを減らしたい
☑衝動買いをして後悔するのを防ぎたい
こんな疑問に答えたいと思います。
おそらく、無駄使いを減らしたいと思う目的って、お金を貯めたいからだと思うんですね。
ということは、お金を使わないようにすればいいんですよね。
言葉で言うのは簡単ですが、我慢とか意志の力に頼っても長続きしません。
我慢はストレスとなって、どこかで爆発する恐れがあります。
ストレス発散のための買い物。
ストレスが溜まっているせいで、ついつい衝動買いをしてしまう。
その結果、お金が貯まらないというループを繰り返します。
僕も以前は、お金はあったらあっただけ使ってしまうという性格でした。
「明日から、無駄使いを減らすぞ!」と意気込んでも、朝一でコンビニによって缶コーヒーを買ってしまう始末。
自分の意志の弱さに情けなさを感じたこともあります。
しかし、根本的な部分が間違っていることに気づきました。
人間の意志はそう強くありません。
人間の行動を支配しているのは、97%の潜在意識だと言われています。
僕たちが、「無駄遣いをやめよう」と意識出来る部分ってわずか3%だけなんですね。
だから、いくらあなたの意志が強くても無意識の方が強力なので、”ついつい”ってことがよく起こるんですね。
人は慣れると、特に意識しなくても出来るようになりますよね?
・歯磨き
・自転車に乗る
・車の運転
・ポットからお湯を注ぐ
これらの行動は、「こうしたらこうなる」ということが、身体に染みついているので、特に意識しなくても出来るようになっています。
では、無駄使いをしないようにするにはどうしたら良いかというと、仕組化してしまうんです。
お金を使えないような仕組みを作ってしまうんです。
「無駄使いしない」という決心は一番の無駄
無駄使いしないために、経験上一番無駄だと思うのは、決心です。
僕たちの行動は、意識しないとこれまでの習慣通りに行動しようとします。
そして、意志より習慣の方が強力な力を持っています。
多くの人が習慣は身体に染みついたものだから、変えるのは難しいと考えがちです。
でも実は、習慣は簡単に変えられるものなんです。
僕たちは、免許を取ってから、右ハンドルで左車線を走ることが習慣になっています。
しかし、海外に住むことになって右車線を走るのが普通の国に行っても、かたくなに左車線を走るなんてことはしませんよね?
はじめは慣れなく違和感があっても、少しずつ慣れて、いずれそれが当たり前になると思いませんか?
習慣とはそういうものです。
長年慣れ親しんだ分、始めは違和感ありありです。
しかし、続けているとそれが当たり前になり、むしろ新しい習慣の方が好きだったりします。
僕たちは、環境が変わればそれに適応しようとします。
人が変わる要素は3つあると言われていますが、その1つが環境です。
つまり、今の環境を変えてしまえば、「無駄使いする」という習慣は、「無駄使いしない」という習慣に簡単に変わってしまいます。
無駄使いしないという”意志”より”仕組み”
意志より習慣の方が強力だという話はわかっていただけたでしょうか?
習慣を変えるためには、環境を変えることが必要でしたね。
では、無駄使いしてしまう環境とは、どんなものでしょうか?
僕は、“お金が使える”という環境だと思っています。
僕自身は元200万の借金を背負った多重債務者でした。
弁護士を通して、債務整理をして完済する過程で、自分の浪費癖を分析してみました。
無駄使いをして、お金が無い人に共通する金銭感覚として、お金がいくらでもあるような感覚で使ってしまうことが原因だと思ったんです。
僕が無駄使いの削減に成功した背景には、お金を使えない仕組みを取り入れたことが最大の要因でした。
自分の意志の弱さは知っていました。
人間の欲望の強さも理解していました。
だから、買い物のたびに自分の欲望と戦うよりも、お金を使えないようにすればいいんじゃないかと思ったんです。
そこで僕が今でも使っているのが、ブライドルレザーのミニ財布です。
この財布は、小銭が10~15枚でパンパンになるし、カードは2枚でちょうどです。
札は入れようと思えば10枚ほど入ります。
僕は革製品が好きなため、ブライドルレザーを選びました。
僕は、ミニ財布を普段使いとして1000円札1枚、小銭は少なめ、カードは2枚しか入れていません。
無駄使いしないためには、クレジットカードよりデビットカード
無駄使いをしてしまうと自覚があれば、クレジットカードは地獄への切符になりかねません。
クレジットカードは、未来のお金を借りているだけで、お金が増えるわけではありません。
使い方を間違えなければ、お得なカードです。
クレジットカードでの無駄使いが増えすぎれば、借金を背負ってしまいます。
だから、自分の金銭感覚に自信がない場合は、デビットカードがおすすめです。
デビットカードは、使った時点で口座からリアルタイムで引かれ、しかも預金残高以上には使えません。
これも仕組化の1つですが、クレジットカードは手元にお金が無くても使えてしまうため、無駄使い防止カードとしてはデビットカードを持つ方がいいです。
僕も実際財布に入れているカードは、銀行のキャッシュカードとデビットカードの2枚だけです。
ちなみに僕は、住信SBIのデビットカードを使っています。
無駄使いしないために、無駄を削る
ミニ財布を使っている理由は、不必要なものは持ち歩かないようにするためです。
諭吉さんが沢山入っていれば、使ってしまう恐れがあります。
欲しいと思っても、お金を持っていなければ、
「今度の休みにでも」
「また今度にしよう」
と先延ばしに出来ます。
先延ばしにして、よくよく考えなおすと「いらない」という選択をするかもしれません。
普段からお金を持たないようにしていれば、無駄使いは減ります。
お金を持たないようにするために、財布を最小化するのは、かなり有効です。
カードが2~3枚しか入らないので厳選しなければいけません。
☑無駄を削ること
☑必要以上に持たないこと
☑最小化すること
この3つが無駄づかいをやめるために、仕組みに取り入れるべきことです。
仕組みで取り入れ習慣化されれば、買い物する時に、考える習慣が身につきます。
お金を使わないことに幸せを感じる
無駄使いをする人と無駄使いをしない人の感覚には大きな違いがあります。
無駄使いをする人は、お金を使うことに喜びを感じます。
無駄使いをしない人は、お金を使わないことに喜びを感じます。
こちらの記事でも紹介していますが、無駄使いを減らすには、自分が何にいくら使っているのかを把握することはとても重要です。
簡単な家計簿をつけて、月に1回でも支出0円の日ができるようにしましょう。
毎日コンビニによる人にとって、支出0の日を作るのは、難しく思えるかもしれません。
家計簿をつければ、次のようなことに気がつきます。
☑毎日コンビニで買うなら、スーパーでまとめ買いしよう
☑コンビニでトイレによるたびに、何か買ってるんだな
これまで、お金を使うことに喜びを感じていた自分に気づくこともあります。
無駄使いを一切しないのもストレス
ここまで、無駄使いをしないことに焦点を当ててきました。
しかし、無駄使いはしてもいいのです。
☑使っていない時には、コンセントを抜く
☑1円でも安いガソリンスタンドを探す
などの節約は、心を貧しくします。
無駄使いは、言い換えれば「遊び」とか「ゆとり」です。
あなたの生活には、ゆとりがある状態なんです。
そのゆとりを一切なくして、ガチガチのルールを作ってしまうことは、帰ってストレスを生み、新たな無駄使いを生みます。
だから、参考になったと思えば、1つだけでも今の生活に取り入れてみて下さい。
最後に、当記事をまとめます。