突然ですが、猫ってめちゃくちゃ自己肯定感高いと思いませんか?
「猫のように、勝手気ままに、自分の思い通りに自由に生きられたら」と思ったことはありませんか?
多くの人はこのように悩んでいます。
自己肯定感を高めるにはどうしたらいいですか?
自分をなかなか好きになれません
自分に全く自信が持ってません。恋愛も何もかもうまくいきません。本当に嫌で嫌でたまりません。
自己肯定感を高めるにはどうしたらよいでしょうか?
私は自己肯定感がとても低いことに気づき、どうにかして自己肯定感を高められたらなと思っています。
自己肯定感を高めるには、
「自分の良いところを認めなければいけない」
「自分のことを好きにならなきゃいけない」
こういう思考にがんじがらめになって、逆に自己否定してしまっていませんか?
自分を無理に好きになろうとしてはいけません!
自己肯定感はあなたの人生を左右する、重要な感覚です。
しかし、「自己肯定感を高めなければ」と肩にガチガチに力を入れて、頑張って高めるものでもありません。
自己肯定感に関する本が多く出版されていたり、「自己肯定感」という言葉をTVで知ったという人もいるでしょう。
自分が自己肯定感が低いことに気づいて、なんとか高めたい。
「でも、急に自分を好きになれないよ〜…」
と思っていませんか?
だから、自分を好きになる必要はありません。
自己肯定感は自分を好きになることではないからです。
多くの人が勘違いしてしまうポイントは、
・自分に自信を持たなきゃいけない
・自分を好きにならなければいけない
こう思ってしまうことです。
こうなると、ますます自己肯定感は低くなってしまうんですね。
この記事では、自己肯定感が低い原因から、高める方法までご紹介します。
そして、自己肯定感が低いとどうなるのかを、客観的視点で見れる『4つのタイプの関わるとエネルギーを吸い取られる吸血系人間の特徴』を解説しています。
自己肯定感が低いままだと、人間関係や恋愛で苦労したり、あなたの子供も自己肯定感が低くなり、人生全体がどんより曇ったような感じになってしまいます。
変わるなら今です。ぜひこの機会をムダにしないで下さい。
自己肯定感が低いとどうなる?”生きづらさ”に直結する自己肯定感
自己肯定感の教科書で知られる心理カウンセラー・中島輝氏によると、自己肯定感は高まったり低まったりするそうです。
僕は、大人になってから自己肯定感を高めてきたタイプです。
でも、自分の事が好きとか、自分にめちゃくちゃ自信ありますという感覚はありません。
ただ、自己肯定感が低いことで、
「この人生きづらいだろうな〜」と感じることは多々あります。
少し会話すれば、その人が使う言葉からその人の思考パターンが見えてくるからです。
僕も昔は、めちゃくちゃ悲観的だったり、自分に対する評価がやたら低かったり、自信のカケラもない人間でした。
だから、その考え方になってしまうのも、めちゃくちゃわかります。
それと同時に、”劇的に人生損してる”ってことも思ってしまうんです。
自己肯定感を高めることは、自分を取り戻すことです。
自分を取り戻すことで、今より圧倒的に生きやすくなりますし、自分らしい生き方が出来ます。
周りの人や環境が変わらなくても、自分が変わることで見え方が変わります。
生きづらくしていたのは、僕自身だったんです。
自己肯定感が低い3つの原因
有害なコントロールをしようとする親
毒親という言葉が、広く知られるようになりました。
不幸にする親/人生を奪われる子供の著者で、臨床心理学博士のダン・ニューハースは、このように語っています。
毒親に育てられると、自分を大切にする感覚に欠け、のびのびとした自由を感じる事がほとんどなく、生きていることの意味がわからず、自分を愛する気持ちがなかなか持てないかもしれません。
この本のなかでは、自己肯定感という言葉は出てきませんが、次の8タイプの親に育てられた場合、親の影響で自己肯定感が低くなってしまっています。
1.完璧主義者の親
完璧主義者は何事においても、不完全であることを極度に恐れ、自分も他人も完璧であることを果てしなく追求します。このタイプの親には、次のような特徴があります。
・すべてにおいて完璧であるよう、子供にプレッシャーをかける
・実現不可能な高い基準を設ける
・欠陥、乱雑、清潔でないことを死ぬほど恐れている
・いつも何かに追い立てられていて、言動が脅迫観念的
・外見、肩書、物質的なもの、人がどう思うか、などが非常に大事
その結果、子供には次のようなことが起きる可能性があります。
・わき起こる感情の持って行き場がない
・自分が「どんな人か」ではなく、「何をしたか」によって価値をはかられると感じる
・いつも追いかけられ、強制されているような気がする
・後になって、「ああすればよかった」と思ったり、自己不信に陥ることがよくある
・抑うつ感がつのる
親が期待とプレッシャーをかけすぎるため、子供はかえって力を出せなかったり、失敗してしまうケースがよく見られます。
このタイプの親は「子供のため」より、「一家が他人の目にどううつるか」の方が大事なんです。
2.子供の幸せを取り上げる親
このタイプの親は、子供を精神的に見捨てます。
・機嫌を損ねると愛情をひっこめてしまい、承認を与えなかったり、口をきかないなどして、子供をコントロールする
・幸福や幸運は、めったにないものだと思っている
・愛情は、子供をコントロールするための道具だと思っている
・子供を褒めたり、スキンシップを与えることがほとんどない
・大きくなった子供には、「縁切りする」とか「遺産は相続させない」などと脅して、圧力をかける
その結果、子供には次のようなことが起きる可能性があります。
・自己不信が増す
・抑うつ感がつのる
・物事に対する、期待感や自信がもてない
・「自分は愛情に欠けていて、人からも愛されない」と感じる
・人と付き合う能力の発達が遅れる
トレードマークは、”条件つきの愛”です。条件付きの愛とは、見返りを要求する愛です。それが本当の愛情ではないことは、いうまでもありません。
3.カルトのような親
カルト教団の教祖は、「私は常に、正しくて、全てがわかっている」という態度でふるまい、信者にはそれを信じるよう要求し、絶対的な権限を行使します。
「カルトのような親」はそれと似ていて、次のような特徴があります。
・厳格な規則・形式・主義・信条で家族全体をコントロールする
・不信や不確実なことを極度に恐れている
・異議・質問・新しい考えを容認しない
・特定の組織・宗教団体・企業などに自分を一体化することで安心感を得ようとする
・自分の知らない人や部外者を信用しない
その結果、子供には次のようなことが起きる可能性があります。
・自分の意志で率先して行動することができない
・何事においても不信感が強かったり、逆にすぐ信じてしまったりする
・人との付き合いがなく孤立する
・知的発達がゆがめられる
・宗教観や精神性がゆがむ
このタイプは「正しいことが死ぬほど大事」なんです。
硬直した考えや行動様式にしがみついて離れられないのは、人間社会にはグレーゾーン(あいまいなものや中間的なもの)が存在するという現実に対処できないからです。
全てが規則で決められていれば、何事も「正しいか間違っているか」という見方ができるので楽です。つまり、考えなくなる”思考停止”状態に陥るのです。
4.かまいすぎて子供を窒息させる親
この親には次のような特徴があります。
・子供が耐えがたいほど、あれこれ詮索(せんさく)する
・人から拒否されたり、1人になることを過剰に恐れている
・自分が望むことと、子供が望むことを区別できない
・子供が1人の独立した個人であろうとすると、それをくじこうとする
・子供が自分と異なる意見や好みを持つことを、容認できない
・子供が自分で決めたいと思う重要なことを、勝手に決めてしまう
その結果、子供に次のようなことが起きる可能性があります。
・他人との間に、健全な境界線を引くことができない
・異性と愛情のこもった親密な関係を作り上げたり、相手にコミットすることが困難
・強い依存心を持つ
・容姿に自信がない
・率先して何かを行う積極性が持てない
「子供を窒息させる親」は「子供は自分とは違う人間である」ということが、ほとんど理解できません。こうした親子関係を、心理セラピストは「絡みついた関係」と言います。
子供が大きくなって親から精神的に独立しようとし始めると、見捨てられたように感じて妨害さえします。子離れできない親の典型例です。
5.支離滅裂な親
統一もなく、ばらばらに乱れている状態。
筋道が立たず、めちゃめちゃなこと。
このタイプの親は、「2.子供の幸せを取り上げる親」と「4.かまいすぎて子供を窒息させる親」の両方の特徴を備えています。
このタイプの親は、次のような特徴があります。
・ 子供の心を混乱させ、何を言い出すか予測がつかないことでコントロールする
・一貫性のあるしつけをすることが極度に困難
・正反対のことを同時に指示したり、どちらにもとれる指示をしたり、わけのわからない怪しげな理由付けをする
・言動が急変する
・ややこしい規則を作ったり、しょっちゅう規則が変わったり、自分の作った規則を守らなかったりする
・厳しく叱ったかと思うと、同じことをしてもあまり叱らなかったりする
・猫かわいがりをするかと思うと、急に冷淡になって突き放したりする
その結果、子供には次のようなことが起きる可能性があります。
・自分や他人の感情がよくわからない
・警戒心が過剰で、危険のないことにもギクッとなったりする
・他人への信頼感がなくなる
・心の休まる暇がない
このタイプの親はの最大の問題は、感情が特に不安定なことです。
子供が同じことをしても、ある時は気にもとめず、ある時はわめき散らす。その時の気分で叱ったり甘やかしたりするとなると、子供はいったい何を基準に判断していいかわからなくなります。
6.常に自分の都合を優先する親
このタイプの親は、自分を満足させるために子供を使います。
・親に忠実で言うことを従順に聞くよう、子供に要求する
・何かを失うことや気分が落ち込むことを極端に恐れている
・感情面で人間的に成長できていない
・他人が必要としていることや気持ちに気づかない
・子供と競争しようとしたり、子供の楽しみをしらけさせようとすることがある
・自分のニーズを満たそうとするために人を使おうとする
・人をすぐ批判するが、自分が批判されることには非常に敏感
その結果、子供には次のようなことが起きる可能性があります。
・利用された気分になる
・貧しい自己像をもつ
・愛について誤解する
・感情面で自分を大切にする習慣を身につけることができない
「常に自分の都合を優先する親」は、すべてを「自分が何を得ることができるか」によって見る傾向があります。
そして子供は、注目されたり認められたり、周囲をコントロールしたいという、親の渇望を満たすために使われてしまいます。
時として、子供は親の愚痴を聞く相手にされたり、持って行き場のないフラストレーションを発散させるための攻撃の対象にされることがあります。
AC(アダルトチルドレン)にも、この傾向がみられます。
7.身体的な虐待をする親
身体的な虐待や性的な行為をする親は、「6.常に自分の都合を優先する親」の人格の多くを備えています。
両者の違いは、身体的な暴力や性的な行為が加わるという点です。
「身体的な虐待をする親」には、次のような特徴があります。
・暴力を振るって子供を服従させる
・それを子供のせいにする
・親には子供に体罰を加える権利があると思っている
・衝動を抑えることができない
・拒否や不服従に過剰反応する
その結果、子供には次のような事が起きる可能性があります。
・うつ
・アディクション(ある習慣に不健康にのめり込んだ、ハマった、とらわれた状態。依存症や嗜癖)
・いつも周囲の様子をうかがっている
・自分がいけないのだと感じる
・他人を信頼することが困難
このタイプが問題なのは、説明不要でしょう。
8.責任を果たせない親
このタイプは、一人の人間としても子供の親としても、影のような存在で次のような特徴があります。
・子供に罪悪感や同情心を起こさせることによってコントロールする
・子供の世話をするのではなく、子供に世話をしてもらおうとする
・完璧主義者やカルト的、または虐待的な相手と結婚していることが多い
・配偶者のコントロールから、子供や自分を守るために立ち上がることができない
・強い感情がわいたり、新しい状況が起きることを恐れている
その結果、子供には次のようなことが起きる可能性があります。
・気持ちを楽にして暮らせる機会がほとんどない
・消極的で人にゆずってばかりいる
・怒りや嫌悪感をうまく表現できない
このタイプの親は、しっかりした独立心が無く、大人に成長できていない親だとも言えます。臆病なうえ、いつも助けを必要としており、子供じみたことをして子供に世話をやいてもらおうとすることさえあります。
「三つ子の魂百まで」といわれるように、僕たちの自己肯定感の基礎は、幼い頃に形成されます。
幼少期どんな両親に育てられ、どんな言葉をかけられたかが大きく影響しています。
特に、保育園や幼稚園に行くまでは母親と過ごすことが多いものです。
もしこれに当てはまっていても、親を責めるのではなく、親も不完全な人間の1人だという認識をもつことが大切です。
もし、許せないとしたら、そんな許せない自分を許すことです。
周りの人たち
人間の脳というのは、9歳までに約80%が出来上がってしまうそうです。
「9歳の壁」「小4の壁」とも言われることがあります。
文部科学省は、この時期の子供について、次のように説明しています。
9歳以降の小学校高学年の時期には、物事をある程度対象化して認識することができるようになる。対象との間に距離をおいた分析ができるようになり、知的な活動においてもより分化した追究が可能となる。
自分のことも客観的にとらえられるようになるが、一方、発達の個人差も顕著になる(いわゆる「9歳の壁」)。身体も大きく成長し、自己肯定感を持ちはじめる時期であるが、反面、発達の個人差も大きく見られることから、自己に対する肯定的な意識を持てず、自尊感情の低下などにより劣等感を持ちやすくなる時期でもある。
引用:文部科学省/3.子供の発達段階ごとの特徴と重視すべき課題
この段階で、周りとの比較で自分を評価することしか知らないと、人より出来ない場合、劣等感を持ちやすくなります。
そうすると、自己肯定感は低くなる一方です。
仮に、人より出来て優越感から来る自信を持てたとしても、その自信はもろく、自分より能力の高い人があらわれると、簡単に自信を奪われます。
他には、他人とのかかわりの中で自己肯定感が下がることがあります。
ドリームキラーと呼ばれる人たちです。
元々は、コーチング用語らしいのですが、広い意味では自己肯定感を下げてくる人たちと同じ特徴を持っています。
あなたの夢や目標を邪魔したり、阻害する人のこと。
ドリームキラーには、2つのタイプが存在します。
「善意のあるドリームキラー」と「悪意のあるドリームキラー」です。
【善意のあるドリームキラー】
あなたのことを知っているからこそ、「それは無理だと思う」「向いていないと思う」など、あなたのことを心配して助言してくれる人たちです。
友人や親など、近い関係の人たちに多いです。
彼ら(彼女たち)は、あなたが”チャレンジする機会をぶち壊している”などとは、みじんも思っていません。
あなたが、
「○○大学を受けようと思ってるんだ」
というと、
「もっと、現実的に受かりそうなところを受けたら?」
と、言われた方も納得してしまうような理由をつけて、「もっと現実を見たら?」と”最もらしいアドバイス”をしてくれます。
それに従った結果、「もし○○大学を受けていたら、違う人生だったのかな?」と後悔がつきまといます。
【悪意のあるドリームキラー】
嫉妬や妬みの感情から、「それは無理だと思う」「向いていないと思う」など、あなたの足を引っ張ろうとします。
友達の場合、あなたがその目標に到達してしまったら、「自分の手の届かない所に行ってしまうんじゃないか」「離れていってしまうんじゃないか」という不安から、あなたのチャレンジを妨害しようとします。
避けては通れない!意外と身近にいるドリームキラーたち
あなたは、子供の頃から今まで何かしようとした時に、このような言葉を何回聞いてきただろうか?
これから紹介するのは、人の成長を阻害する8つ言葉です。
この言葉を聞いたら、何か自分が悪いことをやっている気分になるし、自分から積極的に何かをしようという気を無くしてしまうと思います。
こんな言葉の中で、日々生活していると、きっと自然と自己肯定感が下がってしまいます。
1.「何やってんの!」
2.「何回言ったらわかるの!」
3.「誰がそんなことしていいって言ったの!」
4.「余計なことをするんじゃない!」
5.「も~~っ!」
6.「わかった!わかった!わかったから!」
7.「早くしなさい!」
8.「もう知らない!」
どうでしょう?
上司や先輩、親、学校の先生、周りの人から、このような言葉を聞かされた覚えはないだろうか。
これらは、精神的に未熟な人が使ってしまう言葉です。
このような言葉を頻繁に聞かされる環境にいて、自分を好きになれる人などいるでしょうか。
影響を受けた自分自身
僕たち人間の脳内の神経細胞の1つにミラーニューロンというものがあります。
相手の行動を見て、自分も同じ行動をとっているかのように反応してしまうこと。
他人のしていることを見て、自分のことのように感じる共感能力をつかさどっていると考えられている。
僕たちは、良くも悪くもお互いが影響を与えながら生きています。
親のしぐさや口ぐせを知らず知らずに真似てしまい、他人から見ればそっくり。
長年連れそった夫婦の言動や行動が似てくるのも、このミラーニューロンの働きによるものです。
そうやって育ってくる過程で、自己肯定感を下げるような言葉を当たり前のように浴び続けた結果、あなたの頭の中も、自ら自己肯定感を下げるような言葉でいっぱいになってしまう。
あなたは自分の考え方一つで、自分の人生を破壊することも、素晴らしいものに作り替えることも出来るのです。
『#あなたはあなたが使っている言葉でできている』読了。この本を読むまで「自分の思考を変えなきゃ」ということばかり考えていたんだけど、完全に間違っていた。大事なのは「行動」を変えること。行動によって自ずと思考も変化していくんだなあ。面白い!
— 阿波根あずさ (@AzusaAhagon) December 30, 2018
自己肯定感が低いとどうなる?4つのタイプの関わるとエネルギーを吸い取られる吸血系人間の特徴
アメリカで行われた心理学の研究によると、僕たちは1日に6万回思考をしているそうです。
そのうち75%はの4万5,000回はネガティブな思考になりがちだと言われています。
ネガティブな思考そのものは、悪いものではありません。
「疲れた」「もう限界」という、ネガティブな思考がなければどうなってしまうでしょう。
仕事でも疲れたと感じなければ、どこまでも無理をして、過労死したりします。
ジョギングでも、疲れたと感じなければ、心臓が止まるまで走り続けるでしょう。
ネガティブな感情は、僕たちを危険から守るブレーキの役割をしています。
防衛本能と言いかえていいかもしれません。
しかし、ブレーキを踏みすぎるのも、安全運転とは言えませんよね。
実際にいませんか?
何もない直線道路で、頻繁にブレーキを踏んでいる車。
きっと運転手は、”何か危険”を感じているからブレーキを踏んでいるのでしょう。
客観的にみれば、何もないのに本人は危険や不安を感じている。
これは、自己肯定感が低い時にも同じようなことが起きます。
無駄にブレーキを踏みすぎてしまうんです。
自己肯定感が低いとどうなるのか?自分はその人と関わりたいかを考えながら、ご覧ください。
逃げ足の速さは世界トップクラス
小さな段差を大きな壁に感じ、目の前の問題を後回しにしたり、とにかく逃げ回るタイプ。
自分にとって都合の悪い事は、見て見ぬふり。
このタイプは、何か新しいことややったことない事に、かなり消極的です。
失敗することを極端に恥ずかしがります。
本気で取り組んだり、努力したにもかかわらず、上手くいかないという現実的な問題を回避するために、最初から無関心をよそおったりします。
「本気を出せば」が口ぐせで、可能性の中に生き続けることになります。
言い訳させれば天下一品
このタイプも、失敗を過度に恐れます。
一回うまくいかないだけで、すぐに「やっぱり向いていない」「センスがない」と言い出します。
「どうせ自分なんて」と自分で自分の評価を下げておくことで、深く傷つかないように予防線をはります。
万が一、失敗した時も「自分のせい」ではなく、「誰か」や「何か」など、外部に責任を探すことで自分が傷つかないように、鉄壁の守りを見せます。
負けん気だけは日本一
「自分に価値がある」と証明することに躍起になっているタイプです。
他人との比較で、「自分の方が優れている」と思うことで自己肯定感の低さを埋め合わせています。
自慢話で自分の優秀さをアピールしたり、他人を見下すことで自分の優位さをあらわすことに必死になっています。
求めてもいないのに、アドバイスしてきたり非常にやっかいな存在です。
心の奥底は、劣等感に支配されているので、近づくとあなたも傷つく恐れがあります。
依存度高めの寄生虫
このタイプは、常に人目を気にして生きています。
いつも「人にどう思われるか」を優先して生きているので、自分の思いより他人の思いに支配されます。
人から無理なお願いをされても、嫌われることを恐れて引き受けて消耗していますので、優しい目で見守ってあげましょう。
このタイプは、他者に関心を寄せているように見えて、実は可愛いのは自分だけというかわいそうなお方です。
恋愛においても、恋人の顔色ばかりうかがうので、過度に気を遣いすぎてしまいます。
他人に必要とされることでしか、自己肯定感が潤いません。
常に自己肯定感が乾ききっているので、他者から与えられることで、「自分が重要な存在」だと思おうとします。
自分のことを少しでも肯定してくれる人がいると、居心地の良さを感じます。
意見が少し違うだけで、「味方だと思っていたのに!」とすぐに機嫌を損ねます。
「意見が違う=自分を否定された」と受け取ってしまい、すぐ落ち込んだり怒ったりするので、付き合うことが困難になってきます。
知らないでは済まされない!あなたとあなたの家族の幸せを左右する【自己肯定感の高め方】
自分らしく、そして人間らしく生きるためには必須の自己肯定感。
自分の長所も短所も、成功も失敗も受け入れて自分を取り戻すことができれば、かなり生きやすくなります。
学生時代から20代前半まで、自己肯定感が底辺だった僕が、25歳くらいから高められたので、大人になってからでもまだ間に合います!
ただし、今まで解説してきたように長年にわたって刷り込まれてきた考え方は、ある日を境に突然変わるものではありません。
では、どうすればいいのでしょうか。
最後に、僕が自己肯定感を高めてきたやり方を『思考編』・『環境編』・『行動編』に分けてご紹介します。
一気に全部やろうとしなくてもOKです。
60点くらいで合格点です。
思考編
ネガティブな考えを許す
ネガティブ思考を認めましょう。
上記でも紹介しましたが、人間は1日6万回思考するうち、75%はネガティブなことを考えていると言われています。
だから、ネガティブ思考は当たり前なんですね。
無理に、「ポジティブ思考じゃなきゃ!」とか、
「いいイメージを持たなきゃ!」とか、
「自分を好きにならなきゃ!」と思うと、逆に苦しくなります。
自己肯定感を高めるのは、思考のクセを直すようなものなので一定の時間(6か月~1年くらい)が必要だと割り切って下さい。
ポジティブ思考できない自分、ネガティブな自分もOKなんだと、気楽な気持ちで取り組んでみましょう。
ネガティブな感情は誰も傷つけずに吐き出す
ネガティブな感情は、ためると身体に悪いです。
便秘と同じで、出さないとどこか痛くなったり、気分が悪くなったりと身体が不調になります。
もしネガティブな感情に自分の頭が支配されそうになった時は、スマホのメモや大学ノートなどに、
「今私は怒っている」「イライラしている」など、
自分の負の感情を書き出してみましょう。
内にためるのではなく、外に出すことで気分もスッキリします。
「痛いの痛いの飛んでいけ~」「鬼は~外」みたいな考え方ですが、バカにできません。
環境編
心理学を学んでみる
心理学やカウンセリングを学ぶことで、人の心の動きの原因と結果を知ることができます。
僕も心理学に興味を持ったことがきっかけで、だいぶ楽になりました。
こちらから心理・カウンセラーの通信講座の資料請求も出来ます。
自分を啓発する
自己啓発と聞くと、「絶対できる!絶対できる!」と連呼するとか、怪しげなセミナーを想像するかもしれません。
セミナーに行くのは、あまりおすすめできません。
一時的にやる気をアップさせても、自己肯定感が上がるわけではありません。
自己肯定感を高めるのは、もっと地味なことの繰り返しです。
自分磨きや自分を成長させることに焦点をあてて、コツコツやってきたことが、結果的に自信になり自己肯定感が高まります。
おすすめは、僕が繰り返し読んでいるこちらの本です。
否定的なことを言ってくる人から遠ざかる
ドリームキラーというお話をしました。
自分に嫌なことを言ってくる人と関わっても、いいことはありません。
どうしても仕事で関わらなければいけない場合でも、できるだけ距離をとり、関わる頻度を極限まで下げましょう。
逆に、自分を励ましてくれる人、勇気づけてくれる人、応援してくれる人とは積極的にかかわっていきましょう。
行動編
肯定的な言葉を増やす
ネガティブも、もちろんOKです。
健全な自己肯定感は肯定的な言葉から生まれます。
毎日、使ってしまいがちな「あなたからパワーを奪う言葉」から「あなたにパワーを与える言葉」に変えるだけでも、気持ちが晴れやかになることを実感してみましょう。
疲れた→頑張った
忙しい→充実している
暑い・寒い→どんな服を着て行こうかな♪
自分の気持ちに正直になる
自己肯定感が低いと、自分を犠牲にしてでも、他人のことを優先してしまいます。
もしかしたら、自己犠牲に美しいイメージを持っているかもしれません。
しかし、本当に相手のために自分の力を使おうと思ったら、自分を活かす方が良いんです。
頼まれたから嫌々やるよりも、自分から「やりますよ!」と言ってやったことの方が気持ちがいいのは、明白です。
自分の気持ちを押し殺して、相手に尽くすことも悪くはありませんが、それを繰り返していると精神が疲れてしまいます。
自分勝手に振舞っていいということでは無く、もっと自分の気持ちに正直になり、時には断るのも大切だということです。
全然気乗りしない誘いに乗っかる方が、相手に失礼だと思いませんか?
自分に小さな約束をして、それを守る
何に対しても自信を持てなかった僕が、一番変われた方法です。
よく、「成功体験を積み重ねることが自己肯定感を高める秘訣だ」なんて言われます。
しかし、成功体験など日常生活の中で、そうそうあるものではありません。
大きな成功体験をしなくても、自分にした小さな約束を守ることで、同じ効果が得られます。
例えば、
「8時になったら洗い物をする」
「洗濯物は、乾いたその日にたたんでしまう」
「朝、5分余裕を持って家を出る」
こんな小さな約束でかまいません。
自信は守った約束の数に比例します。大きさではありません。
自分との約束を守れている時、自分に誇りを持てます。
自分との約束を破ってしまった時、後悔や罪悪感に悩まされます。
自分に小さな約束をして、それを守ることを繰り返しているうちに自己肯定感は高まってきます。
追伸:小さな約束を守るより、もっと簡単な方法があるんです
僕がやってきた方法より、もっと簡単な方法があるんです。
プラス思考のはじめ方ーうつ病も治るーの著者の岡野裕二さんのプログラム自己肯定感向上トレーニングです。
120日連続で励ましのメールや、考え方のコツをメールが送られてくるので、思考のクセを直すことが出来るんですね。
今のあなたを作っているのは、これまでの思考による選択の結果です。
これから自分を変えていきたいと思った時は、思考を変えてこれまでと違った選択をすればいいんです。
「同じことを繰り返しながら、違う結果を望むこと、それを狂気という。」と言ったのは、アインシュタインです。
あなたも違う結果を望むなら、今がその「今までと違う選択」をする時ではありませんか?