プラス思考になるには?マイナス思考が変わる5つの習慣
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僕は根っからのマイナス思考です。プラス思考になるためには、どのような習慣が有効的ですか?

超マイナス思考で2度軽いうつと診断され、退職した経験がある僕が実践してきた、「プラス思考に変わる方法」をご紹介します。
マイナス思考が全て悪いわけではありません。
プラス思考の人も、マイナスに考える時はいくらでもあります。
プラス思考というと、めちゃくちゃ楽観的で批判にも強いイメージがありますよね?
実際はそうではありません。
本当のプラス思考は、物事の良い面、悪い面両方見られる思考法です
マイナス思考の時は、物事の悪い面だけに焦点を当てています。
プラス思考の人の根底には、「前進したい」という欲求が強いんだと思います。
だから、批判を受けても、「悪い面だけ見て、悩んだり立ち止まっても意味がなく、それを糧にして前に進もう」とする強さを感じるんだと思います。
だから、マイナス思考でも物事の良い面を見る習慣が出来れば、簡単にプラス思考に変われます。
この記事では、超マイナス思考だった僕が意識してきたことを5つピックアップしてお伝えします。

プラス思考になるには、言葉の断捨離をする

「断捨離」は、不要なものを捨て、必要なものだけ残そうという片付け術だと思っているかもしれません。

 

断捨離の威力は、身の回りのものが減ることだけにとどまりません

モノを捨てると同時に、不要な感情(執着など)も手放せます。

「捨てる」「捨てない」と仕分けているうちに、判断力や決断力も養われます。

 

モノを捨てて整理ができると、思考も上手に整理できるようになります

 

プラス思考の人の頭の中では、まさにモノの断捨離のようなことが行われています

 

水が半分入っているコップの話をご存じですか?

ここでの反応は2つに分かれます。

「半分ある」

「半分しかない」

 

仮にフルマラソンを走り切って喉がカラカラの状態で、水が半分入ったコップを渡された時、あなたはどちらの反応をしますか?

 

ツラい状態でも、

「半分もある」

と考えられるのがプラス思考です。

 

だから、周囲から見れば苦しい状況でも落ち込んだり、凹んだりしない人のように見られるんです。

 

僕の感覚だと、「半分ある」「半分しかない」のどちらに考えることも出来るけど、あえて

「半分ある」を選んでいるという感じです。

 

プラスの面とマイナスの面を両方見てから、マイナスの面を捨てるという感じです

マイナス思考になりそうな言葉、誰も気分が良くならない言葉、相手を傷つける言葉などを断捨離していくと、自分も元気になるし、相手も元気になります。

 

言葉の断捨離によって、マイナス思考でもプラス思考に変われるんです

 

関連記事:シンプルライフや断捨離は、精神的なメリットがとてつもなく多い

 

プラス思考になると、世界が変わる!マジで…

「プラス思考になると世界の見え方が変わる」というのは、決して大げさな表現ではありません。

 

超マイナス思考で2度軽いうつと診断され、退職した経験がある僕にとっては、それくらい違って見えるんです。

 

マイナス思考の人は、物事の悪い面に焦点を当ててしまう思考のクセを持っています。

 

その思考のクセを少しずつ強制して、プラスの面を見れるようにするためには、日常生活から物事の良い面に焦点を当てる意識を持ってみましょう。

 

超マイナス思考で心を病んだ僕がやってきた5つの習慣を参考にしてみて下さい。

マイナス思考がプラス思考に変わる5つの習慣が次の5つです。

☑褒める 
☑良いところに注目する 
☑「良い」「悪い」で判断しない 
☑悪口を言わない 
☑意識的に笑顔を作る

1つ1つ詳しく見ていきましょう。

プラス思考に変わる5つの習慣①褒める

「褒める」の反対は「けなす」です。

 

週刊誌などは、有名人の欠点やあら探しで儲けているといっても過言ではありません。

有名人の浮気や離婚などに敏感に反応してしまう人は、注意ですね。

 

人の悪い面に注目し、それを面白がっているとそれが普通になってきてしまいます

すると、人をけなして笑いを取ろうとしたり、人のあら探しをする癖が身についてしまいます

 

そういう人は、マイナス思考になりがちです。

僕も昔はゴシップが大好きでしたが、テレビを捨てたことにより、余計な情報が入ってこなくなりました。

 

ニュースも、事故や事件などネガティブな情報が大半です。

職場でも誰かのウワサ話などをしていると日常生活の大半を、ネガティブな情報にさらされていることになってしまいます。

 

僕は「褒める」ことを意識しました。

口に出して人を褒めるのは、始めは言う前にこっちがドキドキしてしまうほど気恥ずかしいものでしたが、相手が笑顔になるのをみると、だんだん抵抗がなくなってきました。

 

けなされて怒る人はいても、褒められて怒る人はいません

「褒める」ことは、人といい関係を気づく助けにもなりますし、相手を笑顔にすることも出来ます

 

大人になってから、褒められた経験が何回ありますか?

僕もそうでしたが、きっと数えられるほどしかないか、記憶にないくらい思い出せないでしょう。

 

そのくらい褒めるというコミュニケーションをとっている人は少ないんです。

 

口に出して褒めることに抵抗がある場合は、心の中で思うだけでもかまいません。

褒めるコミュニケーションを取り入れると、相手が笑顔になるだけでなく、自分の心もポカポカ温まる感覚が分かってくると思います。

 

褒めるというのは、次に紹介する”良いところに注目する”ことでもあります。

日頃から相手の良い点に注目していないと、褒められないですからね。

 

プラス思考に変わる5つの習慣②良いところに注目する

良いところに注目するの反対は、欠点に注目するですよね。

 

ほとんどの人は、欠点に注目する方が得意なんじゃないでしょうか。

 

履歴書などで、長所と短所を書く欄がありますが、短所はスラスラ出てきてかけるのに、長所になったとたん「う~ん…」と手が止まってしまった経験があるんじゃないでしょうか。

 

僕たちは、学校教育などを通してどうしても欠点に目が行くようにプログラムされてきました

 

学校や社会は相対評価の場です。

絶対評価と相対評価

【絶対評価】

ある目標に対し、個人がそれだけ達成できたかを評価する方法

【相対評価】

集団内における位置を明らかにしようとするもの

例えばあなたの国語のテストの結果が55点だった場合、クラスの平均点が68点だったら相対評価では絶対に褒められません。

でも絶対評価では、前回のあなたが45点だった場合、10点もプラスになったという見方がされます。

 

これは、人を褒める時にも使えてます。

相対評価は集団の中の誰かと比べて、「優しいか」「気が利くか」などを判断します。

絶対評価では、その人自身に「優しさがあるか」「気遣いがあるか」という判断をします。

だから、優しい一面を発見しただけで「優しいね」と言葉をかけることが出来るんです。

 

人を見る時には、相対評価ではなく絶対評価で見ると相手の良い面に気づきやすくなります

 

良いところに注目することを意識して繰り返すと、そのうち無意識に良いところに目が行くようになります。

 

みんなの人気者のような存在の人は良いところを探しやすいですよね。

あまり目立たない人の良いところを探そうとしたり、自分で難易度を変えたりして、遊びに変える工夫をすると「人のいいとこ探し」が楽しくなってきます。

 

僕はよく、電車の中でやっていました。

 

「あの人の靴ピカピカだな」

「あのカバン、カッコいいな」

「あの人の髪の毛めっちゃ柔らかそうだな」

 

こんな感じでいいので、あまり難しく考えずまずは自分の心の中だけでも楽しんでみて下さい。

 

プラス思考に変わる5つの習慣③「良い」「悪い」で判断しない

「良い」か「悪い」かで判断して白黒はっきりさせるとマイナス思考に陥りやすいです。

 

調子がいい時はいいですけど、うまくいかないと落ちるところまで落ちてしまいます。

「好き」「嫌い」など白黒はっきりさせたい人には、「好きではないけど、嫌いではない」などの中間がありません。

灰色の部分ですね。

人生に起こる出来事は「良い」「悪い」で判断できるモノばかりではありません。

 

「口下手だけど、優しい」

「仕事はちょっと遅いけど丁寧」

「言葉はきついけど、気遣いがある」

 

など、ほとんどの場合メリットとデメリットが混在しているものです。

自分がどちらをみているかだけの問題なんです。

 

「良い」「悪い」とすぐ判断してしまうのは、「良い面だけ」見ているか、「悪い面」だけ見ているかのどちらかです

 

恋は盲目というように、恋をしている時は「相手の良い面」しか見ていません。

時間が経つにつれ、相手の悪い面も目につき始め冷めてしまうなんてことは、よく聞く話です。

 

でも、相手が変わったわけではありません。

自分が見ていなかっただけなんです。

 

「良い」「悪い」と判断しがちな人ほど、立ち止まって一旦冷静になる必要があります。

 

僕たちは、出来事の解釈を体験しているんです

ある出来事をプラスにとらえられる人もいれば、マイナスにとらえる人もいます。

 

「運がいい人」も「運が悪い人」もいない。

「運がいい人と思う人」と「運が悪いと思う人」がいるだけだ。

中谷 彰宏/著作家、俳優、講演活動家

運も心の持ち方によって良くも悪くも出来るんです。

今はピンと来ないかもしれません。

 

僕の経験則ですが、意識的にポジティブな言葉を選んで使うようにすれば「あれ?最近運が良くなったな。」という瞬間が訪れます

 

プラス思考に変わる5つの習慣④不満や悪口を言わない

日常的に不満や悪口を口にしていませんか?

 

生きていく上で、ストレスは避けては通れないかもしれません。

不満は、頑張る原動力にもなります

悪口の奥底には、「人よりも優位な立場になりたい」という劣等感が横たわっています。

その劣等感を隠すために、相手を落とす必要があるんです。

人を褒めると、自分の立場が下がると感じるのも劣等感が原因です。

 

だから不満は全て悪いわけではありません。

 

不満や悪口は、周りの空気を悪くすることだけは間違いありません。

 

悪口についてのお釈迦様の話をご存じですか?

 

お釈迦様が多くの人に尊敬されるのを見て、ひがんでいる男がいました。

「どうしてあんな男がみんなの尊敬を集めるのだ。いまいましい。」

 

そこで、男はあることを思いつきました。

「きっと、俺に悪口を言われたら、汚い言葉で言い返してくるだろう。その様子を人々が見たら、あいつの人気なんて、アッという間に崩れるに違いない。」

 

そして、男は待ち伏せをしてお釈迦様の前に立ちはだかって、ひどい言葉を投げかけました。

お釈迦さまは、ただ黙ってその男の言葉を聞いておられました。

 

弟子たちが

「あんなひどいことを言わせておいていいのですか?」

と尋ねても、お釈迦さまは一言も言い返すことなく、黙ってその男の悪態を聞いていました。

 

男は、悪口を言い続けて疲れたのか、その場にへたりこんでしまいました。

 

お釈迦さまは静かに、その男に尋ねました。

 

「もし他人に贈り物をしようとして、その相手が受け取らなかった時、その贈り物は一体誰のものだろうか?」

 

男は、突っぱねるように言いました。

 

「言うまでもない。相手が受け取らなかったら、贈ろうとした物のモノだろ。分かりきったことを聞くな!」

 

男はそう答えてからすぐに「あっ!」と気づきました。

 

お釈迦さまはは静かにこう続けられました。

 

「その通り。今、あなたは私のことをひどくののしった。

でも、私はそれを少しも受け取らなかった。

だから、あなたが言ったことは全てあなたが受け取ることになるんだよ。」

 

『悪口は受け取らないと、相手の元に戻る』

 

マイナス思考になってしまうのは、もしかしたら普段自分が使っている言葉によるものかもしれません

 

プラス思考に変わる5つの習慣⑤意識的に笑顔を作る

「健康になるには笑うのが一番」ということを聞いたことがあると思います。

 

心と身体は連動しています

僕たちは、「楽しいから笑う」と思い込んで生きています。

 

楽しいから笑うのか?

笑うから楽しくなるのか?

 

このように考えたことはありますか?

 

笑顔で怒ることは出来ますか?

ムスッとしながら、楽しかった思い出を語ることが出来ますか?

スキップしながら落ち込めますか?

 

「笑うから楽しくなる」

「スキップするから楽しくなる」

「姿勢を良くするから、自信が出てくる」

 

このように先に身体の状態を変えることによって、心の状態を変化させることが出来るんです

 

プラス思考になるには、言葉を意識的に使う

ここまでのおさらいです。

プラス思考になるための5つの習慣
1.褒める
2.良いところに注目する
3.「良い」「悪い」で判断しない
4.不満や悪口を言わない
5.笑顔を作る

マイナス思考をプラス思考に変えるには、自分の癖に気づくことが第一歩です。

ここまで読み進めてくっださったあなたは、その第一歩はすでにクリア済みです。

 

マイナスからプラスへの言い換えを、心理学ではリフレーミングと言います。

 

簡単にできるリフレーミングとしては、「ありがとう」の意味で使っている「すみません」を、「ありがとう」に変えてみることです。

 

マイナスな言葉は借金と同じです。

お釈迦さまの話でも分かるように、借金はいつか返済しなければいけません。

借金をし過ぎると、いつか必ずパンクします。

 

因果応報という言葉通り、自分が口から出した言葉はいつか自分に返ってくると思っておいた方がいいです。

 

スピリチュアルみたいで信じられないと感じるかもしれません。

 

では、ネガティブな言葉を頻繁に使う人と、ポジティブな言葉を頻繫に使う人、あなたが一緒にいたいと思う人はどちらですか?

 

一般的に、あなたはあなたが使っている言葉でできていると言われています。

身体が自分が食べているものから作られているように、僕たちの心はいつも使っている言葉によって作られます。

 

関連記事:ネガティブな言葉は言い換えるだけであなたの評価が爆上がりする理由

 

最後に

僕も始めから上手くいったわけではありません。

 

「あっ!言っちゃったな~」と言った後で気づくことも多々ありました。

 

プロ野球の世界では、「3割成功すれば一流」と言われます。

あのイチローさんでさえ、成功率は最高で4割弱です。

 

ユニクロ創業者の柳井さんは、「9回に1回成功すればいい」というようなことを言われています。

 

規模や戦っている場所の違いはあります。

僕たち凡人の成功率は、もっと低いかもしれません。

その事を頭に入れて、少しでもプラスに考えられることが増えるようにしていきましょう。

 

失敗すれば、修正すればいいだけです。

 

自己肯定感向上トレーニングというサービスがあります。

 

  • トレーニングメール120日連続配信(トレーニング動画付き)
  • 携帯メール1日7回配信(ご希望される方のみ)

 

以前は、『プラス思考トレーニング』でしたが、年々「プラス思考」という言葉が検索されなくなったことに合わせてリニューアルされました。

 

コツは”継続”だけです。

長年の思考のクセは、一朝一夕で変えるのは難しいものです。

 

自分の力だけで継続が難しい場合は、人の助けを借りるいう発想も大切です。

 

自己肯定感向上トレーニングを続けていると、後回し癖も治るはずです。

 

・マイナス思考がプラス思考に変わる

・後回し癖が治る

 

この2つが達成された時、どんな自分になっていると思いますか?