内向的な人は実はすごい人!もう周りと同じじゃなくていい!

☑内向的な性格が原因で、周囲や社会にうまくついていけない

☑内向的な性格を、強みにしたい

☑ネガティブで完璧主義な性格を”なんとかしたい”と悩んでいる

 

このような疑問を解消します。

 

人付き合いが上手くて、明るくて楽観的で、気さくで細かいことにこだわらず、周りの人と協調して生きていける。

こんな性格になろうと、もがき苦しんでいませんか?

 

僕もずいぶん悩みました。

自分はなんで周りの人みたいに、上手くやっていけないんだろう…」と。

 

でも分かったんです。

そもそもそういう人とは、生まれ持った性質が違うんです。

 

☑無理に明るく気さくな性格にならなくてもいいんだ

☑無理にテンションを上げて、楽しもうとしなくていいんだ

☑趣味が無くても、人と同じものに興味を持てなくてもいいんだ

 

こういうことがわかるだけでもずいぶんラクになります

 

僕は必死に、”自分ではない誰か“になろうとしていました。

 

あなたが内向的な性格なら、今生きづらさを感じているかもしれません。

内向的な人は、自分の強みを活かせる場所を見つけることで、イキイキとしてきます。

反対に、強みを活かせないと、どんどん疲弊していきます

 

僕は、”周りと同じじゃなくていい“と分かってから、ずいぶん生き方が変わりました

それまでは、”周りと同じようにしよう”として、2度軽いうつ症状と診断され、会社を辞めました。

 

社会不適合者なのかと落ち込んでいた僕を救ってくれたのが、内向型の生き方戦略という本との出会いでした。

知っておいて欲しいのは、この世の中は外向的な人が7~8割を占めるので、必然的に内向的な人は「自分は周りと違う、変なんじゃないかな?」と思いやすいということです

 

内向的な人は、好奇心に従うのが吉

結論として、内向的な人は周りに合わせるんじゃなくて、”自分の好奇心に従えばいい”ということです。

始めに外向的な人と内向的な人がどれくらい真逆な性質を持っているかということに触れておきます。

一言で表すと、外向的な人は考える前に行動する人

内向的な人は、考えてから行動する人です。

 

細かい特徴は次の通りです。

自分がどちらに当てはまるか考えながら読み進めてみて下さい。

 

外向的な人の特徴

・明るい

・感情的

・愛想がいい

・社交的

・興奮しやすい

・支配的

・積極的

・活動的

・リスクをとる

・鈍感

・外部指向(人とあったり祭りやイベントに行くことでエネルギーを充電する)

・陽気

・大胆

・スポットライトを浴びるのが好き

内向的な人特徴

・思慮深い

・理性的

・学問好き

・控えめ

・繊細

・思いやりがある

・まじめ

・瞑想的

・神秘的

・内省的

・内部指向(1人でいることでエネルギーを充電する)

・丁寧

・穏やか

・謙虚

・孤独を求める

・リスク回避傾向

・神経過敏

参考:内向型人間のすごい力

あなたはどちらに多く当てはまりましたか?

 

もっと詳しく知りたい場合は、こちらの記事の真ん中あたりに30問の『内向型診断』があります。

僕は25個当てはまって、完全に「内向的な人」になりました。

 

人付き合いが上手くて、明るくて楽観的で、気さくで細かいことにこだわらず、周りの人と協調して生きていける。

内向的な人が、このような外向性を身につけることも可能です。

でも、”自分ではない誰か“になる必要はないんです。

 

あなたはあなたらしく、気の赴くままに自分らしくあればいいんです。

内向的な人は、単独もしくは少数のチームでこそ力を発揮し、自分が本当に興味を持てる分野を開拓する役割を担っているからです

 

内向型の生き方戦略の中では、内向的な人は『境地開拓型』だと表現されています。

 

内向的な人は少数派だから生きづらい

内向的な人と外向的な人の比率は、およそ2:8くらいです

 

内向的な人は、少数派なので40人のクラスだと8人くらいしかいないことになります。

だから多くの外向的な人を見て、「自分はみんなみたいになれない…」と落ち込んでしまいます。

 

社会人になっても、周りはほとんどが外向的な人です

 

☑自分は変なんじゃないか

☑自分は社会不適合者なのか

結果として、こうやって苦しんでしまいます。

 

そして、みんなと同じように振る舞おうとして苦しんでしまうんです。

 

世の中の常識とは、多数派のことです。

「多数派=善」、「少数派=悪」みたいな構図があるので、少数派は変人のように見られてしまいます。

 

しかし、少数派が絶対に間違っているわけではありませんよね?

 

青森出身の男性を例にしてみましょう。

地元にいる時は、気にならなかった言葉も東京に上京したら、自分のイントネーションを直そうとするかもしれません。

でも、青森の方言のままでもいいわけです。

 

それは、東京では青森の方言をしゃべる人が小数派なだけで、間違っているわけではないからです。

 

このように、多数派の中に少数派が入り込むと、”何か自分が間違っている”気がしてしまいます。

人によっては恥ずかしい気持ちになったりします。

 

間違っていないにもかかわらず、少数派は生きづらさを抱えてしまうんですね。

 

そもそも外向的だろうと内向的だろうと、性格の違いであって優劣ではありません

では、なぜ内向的な人は自分の持っている性格を変えようとして悩んでしまうのでしょうか?

 

社会は多数派(外向的な人)のルールで出来ている

社会で常識とされていることやルールは、外向的な人のためにあるといっても過言ではありません

世の中の8割が外向的な人だとすると、外向的な人に合わせたルールを作った方が社会がうまく回るからです。

 

例えば、応援団のように大声を張り上げたり、体育会系の「大声での自己紹介」などは、内向的な人にとっては絶対にやりたくないと感じるはずです。

 

僕は野球部だったため、高校1年生の時、グランドの端(約100m)の先輩たちがOKを出すまで、何回も大声の自己紹介をやらされました。

 

ほとんどの1年生は1回でパスしていきます。

20人くらいいた新入部員のうち、2回目に残されたのは僕を含めて3人ほど。

 

僕は当時から「大声が出るより、野球の上手さの方が大事」だと思っていました。

 

他にも、僕は転職を4回経験していますが、その中の大手2社では、毎朝決まった時間から朝礼や体操がありました。

10年働いた会社でも、週1回決まった曜日に夕方ミーティングがありました。

特別話し合う必要が無くても、お決まりのパターンで「連絡事項だけ聞いて終了」という内容の時もありました。

 

内向的な人にとっては、耐えがたいルールとして感じるものも少なくないはずです。

 

例えば、毎年繰り返される会社の新年会や忘年会。

 

帰って早く1人になりたいと思ったことが何回ありますか?笑

 

二次会に誘われないように、コソッと退散したことが何回ありますか?笑

 

外向的な人は、外に出て人と会ったりすることでエネルギーを充電するので、大勢で集まって飲み会をすることを楽しいと感じます。

反対に、内向的な人は1対1か、気の合う少人数の方が居心地がいいものです。

 

社会のルールや常識のほとんどは、外向的な人が居心地がよくなるように作られています

真反対の性質をもつ、内向的な人が居心地が悪くなってしまうのはこのためです

 

外向的な社会のルールでは劣等感を感じるのも無理はない

社会では、外向的な人が大多数を占めています。

どうしても、外向的な人の考え方が「普通」で、内向的な人の考え方が「異常」な存在になりがちです。

 

学校のいじめの現場を思い出してみて下さい。

それは、大多数を占める外向的な子たちが、性質の違う内向的な子を排除するような構図だと気づくでしょう。

 

真面目な人ほど”うつ”になりやすかったり、自殺しやすいと言います。

その中でも、内向的な人ほど、「変なやつ」のレッテルを貼られたり、周りに馴染めなかったり違う考え方をしている自分を責めたりして、自己評価が低かったりします。

 

十人十色、百人百様というように、人は本来1人1人違う個性を持っているはずです。

しかし、「内向的(人と違うこと)=悪」のように感じてしまい、外向的な人に自分を近づけようと苦しんでしまうんです。

 

外向的が「普通」とされる社会で、内向的な人は劣等感を感じやすいものです。

 

ですが、外向的でも内向的でもどちらにも優劣はありません。

ただ強みと弱みがそれぞれにあるだけです。

 

内向的な人も、自分の強みを知ることでもっと自分が輝ける場所があります

自分をもっと深く知り、特性を活かすことで心地のいい自分の居場所があるはずです

 

彼を知り己を知れば百戦あやうからず

孫武/軍事思想家

孫子の兵法で知られる上記の言葉です。

軍事戦略の言葉ですが、日常生活にも十分使えます。

 

つまり、社会の中で劣等感を抱えやすい内向的な人も、自分と違う外向的な人のことを知り、自分の気質である内向型についても知っていると、もう”自分ではない誰か”になろうとはしなくなります

 

内向型の強みと弱みを知ることは、生きやすくなることでもあります。

 

内向的な人に必要なのは、目的・意味・自由

実は、偉人には内向的な人が多いんです。

アインシュタイン、エジソン、スティーブ・ジョブズ、ココ・シャネル、ヘンリー・フォード、ウォルト・ディズニー、ガンジーなどです。

 

他にも石油王と呼ばれたジョン・D・ロックフェラー、鉄鋼王と呼ばれたアンドリュー・カーネギー、グーグルの共同創業者のセルゲイ・ブリン、イギリスで最もお金持ちであるラクシュミー・ミッタルもいます。

 

新技術を開発するような起業家や、新境地を作り出すクリエイター、新たなライフスタイルを提案するデザイナーたちに内向的な人たちは多いんです

 

内向的な人は意味のない雑談が苦手です。

それよりももっと本質に迫る話や、深い話が大好きなんです。

 

お祭り騒ぎや無意味なハイテンションについていけません。

そのかわり、誰にも邪魔されない一人でいる時間が大好きです。

 

内向的な人が最大限の力を発揮する時は、目的や意味がはっきりしていて、自由がある時です。

 

会社員であっても極力自由な時間を作るようにしてみましょう。

 

☑無用な飲み会より、1人で家にいる時間を大切にする

☑残業せず、定時で退社する

 

自分なりの工夫で1人でいる時間を増やせると、心の落ち着きを取り戻し、よりクリエイティブになれます。

 

内向的な人は、人と違う生き方をするといい

最後にこれまでの内容を振り返っておきます。

内向的な人は実はすごい人!

・”自分ではない誰か”になる必要はない

・内向的な人は少数派だから生きづらい

・社会は多数派(外向的な人)のルールで出来ている

・外向的な社会のルールの中では劣等感を感じるのも無理はない

・内向的な人に必要なのは、目的・意味・自由

「社会に馴染めなければ、未来はない」というのは、大多数(外向的な人)の意見でしかありません。

 

内向的な人は自立しやすく、さほど社会に依存しなくても生きていける性質を持っています

別に社会に馴染めなくても、始めにあげた偉人の他にも、レオナルド・ダ・ビンチやビル・ゲイツなど、内向的な性格を活かし成果を出した人は、枚挙にいとまがありません。

 

自分にはそのような偉人と並ぶような才能がない?

 

才能は掘り起こすモノです。

好奇心に従って、自分が熱中できるものをやっている過程で、技術や思考は知らない間にどんどん磨かれていきます。

 

子供の頃に描いた夢、いつか余裕ができたらやろうと思っていたこと、前から興味はあったけどやってなかったことなど、あなたの好奇心の源泉に素直に従ってみると、毎日にワクワクがプラスされます。

 

今回紹介する本は、内向的な人と外向的な人の、社会での役割の違い、それぞれの目指すべき方向性などが詳しく書かれた本になります。

☑内向的な性格が原因で、周囲や社会にうまくついていけない

☑内向的な性格を、強みにしたい

☑ネガティブで完璧主義な性格を”なんとかしたい”と悩んでいる

 

僕は読み終わった時モヤモヤしていた心が、すっきりと晴れたような気分になりました。