自信がなくなった時もなんのその!自信はむしろ、ない方がいい!

自信がなくなった時は、無理に前向きになったり、元気を出そうとする必要はありません。

自信を取り戻す必要もありません。

 

自信なんて、なくてもいいんです。

自信がない方が、謙虚に生きられて人に可愛がってもらえます

 

今あなたに必要なのは、自信よりも「成長している実感」です。

 

自己肯定感』という言葉が広がって、

「自信を持たなければいけない」

「自信がないと生きていけない」

みたいな強迫観念を生み出しているのかなと思います。

 

無理に、ポジティブになろうとか、元気を出そうとしなくても大丈夫ですよ。

 

僕は、自信を持って「自信がない」と言えます(笑)

 

一番やってはいけないことは、

「自信がないからダメなんだ」

と、自分で自分を追い込んでしまうことです。

 

自信がある→普通

自信がない→ダメ

 

そんなこと、誰が決めたんですか?

 

自信がないのは、特別なことではなく、ごく自然なことです。

 

僕は自信がないからこそ、傲慢(ごうまん)にならず、謙虚な姿勢で生きていけると思います。

 

これからお話することを、じっくりと吟味してください。

そして、一般論ではなく、自分の頭で考えてみて下さい

 

「自信を持たなきゃいけない」という幻想から解き放たれることで、自信がないまま行動出来たり、前進出来るようになります。

 

自信がなくなった時、”自信がなくてもなんとかなる”ことを知る

自信がなくなった時の対処法として知られるのが、

「過去から現在までを振り返って、出来るようになったことを書き出していく」

というもの。

僕も試しましたよ。

 

・自転車に乗れるようになった

・日本語を覚えた

・車の免許を取った

・1人で買い物出来るようになった

・自分の収入で1人暮らし出来るようになった

・自分から挨拶できるようになった…etc

 

などなど、人に見せたら

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誰だって当たり前に出来るだろ!

と怒られそうな内容ですが、どんなに小さなことでも書き出してみると、

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意外といっぱい出来るようになったんだな~

客観的に見れるので、僕もある程度効果は感じました。

 

これで、死にたくなるくらい、自分が何の能力もない人間だとは思えなくなります。

 

「出来るようになったことを書き出すこと」のメリットは、過去の自分と今の自分を比較して、”出来た事だけ”に焦点を当てているので、足し算しかしないことです。

 

よくプラス思考マイナス思考と言いますが、足し算思考か引き算思考かの違いです。

出来ることに目を向けた時は、足し算思考になれている時です。

自分とだけ比べると、足し算しかできないんです

僕も人と比べて絶対に勝っているところなんて、これっぽっちもありません。

 

人と比べると、引き算思考にならざるを得ません

 

自信があるかないかよりも大事なことは、自分とだけ比較する『足し算思考』になれているか、他者と比較する『引き算思考』になっているかを自分で自覚しているかどうかです。

 

過去から、出来るようになったことを書き出しても、自信なんて持てない人も一定数いると思います。

 

自信がなくなった時は、過去の自信を持てた時のことを思い出せばいいらしいが…

上記の作業をしても、

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ウォー!自信が温泉のようにどんどん湧き出してくるぜ~!

ということはありません。

 

もう1つ、自信がない人が悩むことがあります。

しほ(仮名)

人からどう思われるかを気にしすぎてしまうんです~

これホントに多いんです。

僕も数年前までは、人目を気にしまくっていましたが、心理学の『スポット効果』を知って、

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自分のことを一番気にしているのは自分なんだ

こういうことがわかったので、必要以上に人のことを気にしなくなりました。

スポットライト効果とは?

2000年に、アメリカのコーネル大学の心理学者トム・ギロビッチが行ったバリー・マニロウ実験の結果として、「パーソナリティと社会心理学誌」に掲載された論文。

バリー・マニロウとは、1980年代に一世を風靡(ふうび)したアメリカの歌手。

2000年に実験したということは、バリー・マニロウは「あの人は今?」に出てきそうな、過去の人になっているということです。

 

実験は大学生を対象に行われました。

「実験のため、このTシャツを着て欲しい」とバリー・マニロウがプリントされたTシャツが渡されます。

この大学生にしてみれば、バリー・マニロウは過去の人。

そして、この大学生は、他の人が待っている部屋に案内されるのですが、他の人は誰一人として、バリー・マニロウのTシャツを着ていません。

正直周りから完全に浮いているTシャツ。

「恥ずかしい…みんなから笑われている気がする」

こう思っていたかはわかりませんが、実験者が部屋に入ってきて、突然実験の中止を言い渡されます。

 

しかし、実際には実験は終わっていません。

Tシャツを着ていた大学生は、

「先ほどの部屋にいた人の中で、そのTシャツに気づいた人は何人いたと思いますか?」

と尋ねられます。

 

同じように、部屋にいた参加者たちも、

大学生が着ていたTシャツにプリントされていた人物は誰だったか?」

Tシャツをきていた大学生が、50%くらいは気づいたに違いないと予想したのに対し、

実際に気づいたのは参加者のうち、23%に過ぎなかったそうです。

この実験結果からわかるのは、本人が見られていると意識しているより、人はほとんど周りのことを見ていないということです。

 

例え、自分では「変だな」とか、「目立っちゃう」と思っていても、他人の目には大したことにはうつっていないということです。

 

人の目を気にしすぎるのは、ただの自意識過剰なやつになってしまうということです。

僕は、そうなりたくなかったので、気にすることをやめました。

有名人なら外に出る時、人目を気にする必要もあるかもしれませんが、僕は凡人なんで(笑)

 

持っていたのは、他人との比較によるニセモノの自信かもしれない

すみれ(仮名)

最近なんだか自信がないんです。前は、もっと自信があったはずなのに…

こう思っていたとしたら、あなたが持っていたのはニセモノの自信かもしれません。

 

ニセモノの自信とは、”他人との比較によって得る自信”です。

 

他人と比較して”自分は勝っている”と思えると自信がある状態になれると思います。

でも、その競争の世界に生きていると、どこかで必ず「自分より優れた人」や「自分より上手く立ち回れる人」が出てきます。

 

そんな時「人との比較によって得る自信」はとてもモロイんです。

 

「人との比較によって得る自信」は負けたと思うことで、跡形もなく消え去りますが、

「過去の自分との比較」で成長を実感出来ている時は、自信のありなしに関わらず、

しっかり前を向いて歩いて行けます。

 

だから、人生を”他者との競争”だと思って生きると、何かの分野で日本一のレベルにならないと、

常に苦しい思いをしなくてはいけません。

 

他人との『競争』ではなく、自分の苦手なことは助けてもらう、自分が得意な事は手を貸すような

『協力』するものだと思えば、勝った負けたに左右されない”ブレない心”が手に入ります。

 

元々自信なんて持っていなかったのかもしれない

過去の自信があった頃を思い出せばいいと言われて、思い返してみた。

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僕には、どれだけ脳みその端っこをほじくり返しても、そんな時期なかったよ

 

僕みたいに、「自信のあった頃なんてねーよ!」という方は、自信がなくなったからといって、

何か奪われたわけではないんですね。

 

元々ないものは、失いようがありません(笑)

 

「失うものがない」って、ある意味最強の状態なんです。

 

家に必要最低限しか物を置かないミニマリストは、泥棒に入られる心配をしなくてもいいんです。

銀行の預金残高47円の通帳を落としても、ほとんどショックを受けません。

 

もともと、自信がない状態でここまでこれたのなら、今からも自信がなくてもやっていけるんです

やったことないことや、誰も予想できない未来に自信満々の人の方がおかしい

初めての仕事、初めて会う人、初めて行く場所。

 

誰だって初めてのものは怖いし、不安に思うものです。

やったがことない初めて任される仕事、これから付き合っていく恋人。

 

未来は、誰にもわかりません。

不安は、分からないことに対してしか抱かない感情です。

 

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自転車にどうやってのったらいいんだろう…

こんな悩みや不安は持っていませんよね?

 

分かることには、不安にならないんです。

 

だから、これから進んでいく道に「不安がある・自信がない」というのは、ごく自然なことです。

 

自信がある=○

自信がない=×

 

あなたはこのような”思い込み“にとらわれていませんか?

 

自信がないから、いろいろな危険を予測出来て、慎重に物事を運べます

 

 

だから、自信がない方がむしろ正常な心理状態といえます。

自信がないし不安だから、謙虚に学べる

生きていく上で一定の不安があったり、自信がないから頑張ったり、努力しようと思えます。

 

自信のありなしよりも大事なことは、目の前の問題を

「どうやったら解決できるか?」

「今、解決に向けて出来ることは何か?」

と考えることです。

 

タレント・コピーライター・作詞家とマルチな活躍をされている糸井重里さんはこんなことをおっしゃっています。

僕も激しく同意したんで、紹介します。

自信がない時って、しっかり自信を持てるような「条件」についていつも考えるんですよね。

もうちょっと睡眠が足りていたらとか、他の用事から解放されたらとか、体調がもうちょっとよかったらとか…。

とにかく「万全でないこと」を嘆くんです。

「事に万全でのぞめることなんて、一生ない」と後で知るんですけどね。

不安が完全に消えたり、自信満々で事にのぞめることはありません。

 

不安があるから、解決するために準備しようとします。

自分で調べたり、人に聞いて知ろうとしたり。

自信がないから、素直に学ぼうと思えます。

 

小さい子供からおじいさんお婆さんまで、周りの人が全員教師だと思えたら、自信がなくても楽しく生きていけます。

 

関わった人から何かを学べるので、日々成長を実感出来ます。

 

どうしても嫌な気持ちが消せない時におすすめの本

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人目を気にせず、自分の心を守る64の考え方が、4コマ漫画と一緒にわかりやすく解説してある、普段本を読まない人でもとても読みやすいです。