座敷での飲み会で靴を脱がないといけない場面で自分でも分かるくらい臭う…
彼とのお家デートの時に足からプーンと嫌なニオイが…
汗をかきやすい夏やブーツを履く機会が多い冬は、ニオイも気になりますよね。
足のニオイの原因をしっかり理解して、ビクビクする毎日を脱出しましょう!
意外と知らない!足の臭いの6つの原因とは?
原因①:汗+雑菌
足の裏にはエクリン腺という汗腺が数多く集中していて、1日に約コップ1杯分(200cc)以上の
汗をかくと言われています。
しかし、足汗は99%が水分のため、ほとんどニオイがありません。
足の臭い(悪臭)の原因は、雑菌の出す排泄物による腐敗臭です。
この雑菌が繁殖することにより、腐敗臭が増えるため、足がクサくなるんです。
もう1つ注意したいのが、汗をかいた足をそのまま放置しておくと、雑菌(皮膚常在菌)が
汗をエサに角質や皮脂を分解しすぎてしまい、イソ吉草酸(イソキッソウサン)という物質を
発生します。
このイソ吉草酸に不快感を伴う刺激臭があります。
他のサイトではこのイソ吉草酸を脂肪酸と呼んでいるところもあります。
原因②:角質
角質の厚い足の裏から、新陳代謝や摩擦などによって表皮細胞がはがれ落ち、大量のアカに…
この垢(あか)をエサにして雑菌(皮膚常在菌)が繁殖し、皮脂腺からの分泌物も混じってニオイが
発生します。
雑菌(皮膚常在菌)自体は読んで字のごとく、誰の皮膚にもいて本来は外部から皮膚を守ってくれる大切な役割を果たしてくれているのですが、増える過ぎることによってニオイの元になるんです。
なので、注意したいのが「雑菌を取り除かなきゃ…」と思って、お風呂に入った時に足の指の間をタオルでゴシゴシ洗ってしまうこと。
雑菌を洗い流しすぎてしまうと、今度は「黄色ブドウ球菌」が繁殖しやすくなり、アンモニア等の不快臭を作り出してしまいます。
原因③:靴・靴下
足は、仕事中や外出時、靴や靴下で長時間おおわれていて密閉状態にあるので、温度湿度の両方が上昇し汗をかき、それが蒸発せずにムレる…というとても臭いを発生しやすい環境下にいます。
特にパンプスをよく履く人は要注意です。
雑菌が活動するのに最適な環境が自然と出来上がっているので、しかも足が蒸れることで皮膚の角質層がはがれやすくなり、雑菌にエサをどんどん与えている状態なんですね。
原因④:疲労臭
洗っても洗ってもクサいという場合は、疲労臭が原因かもしれません。
疲労が身体に溜まってくると、肝臓や腎臓の働きが弱まるため、本来尿として出てくるはずの
アンモニアが血液によって全身をめぐり、皮膚から出てくるようになります。
全身をめぐるので、体臭として出てくるんですが、特に立ち仕事などで疲れた足は血行が悪くなり、下半身に血液と老廃物がたまりやすくなります。
そのため、毒素のアンモニアが老廃物として足から排出され、足がニオってしまうんです。
原因⑤:爪垢
爪の間には、汗や古い角質が垢としてたまりやすいです。コレを放置してしまうと、強烈な悪臭を
発し始めます。特に足の親指の爪にはカスが溜まりやすいので3日に1回はチェックしたいところです。
原因⑥:ストレス
意外に思うかもしれませんが足の臭いは、ストレスも関係することをご存知でしたか?
「精神性発汗」といい、緊張して汗の分泌量が増え、それが結果的に臭くなります。
また、ストレスが溜まる事で④疲労臭の原因にもなります。
足の臭い対策に市販の足用制汗剤の有効性は?
汗とニオイを元から断つ天然成分「アルム石」。
アルム石は火山地帯の地中にある天然鉱物塩の一種で、同じくニオイ対策に使われるミョウバンが結晶になったものです。ミョウバンは漬物の発色剤など食品添加物としても使われていて、無香料・無着色の安全な消臭成分なんです。
アルム石はニオイの元となる雑菌の繁殖を抑えるだけでなく、毛穴を引き締めて汗を抑えてくれる効果があり、紀元前、古代ギリシャの歴史家ヘロドトスによる記録が残されているなど、古くから世界各地で愛用されています。
「デオナチュレ」「デオクリスタル」など、天然消臭成分「アルム石」を主成分とした足用制汗剤も多く発売されています。楽天市場のレビューでも★★★★~★★★★★が多いです。
なので、それなりに効果は見込めると思います。
今の世の中、多くの会社・商品があり「どの商品がいいんだろう?」って迷ってしまいますよね?
かといっていろんな商品を試すにはお金も時間も必要です。
足の臭いの6つの改善方法
では、原因がわかったところで改善方法を解説していきましょう♪
問題→”正しい”対策→改善
人生において全ての事柄に言えることですが、
問題が起こった場合は”正しい”対策をした場合のみ改善に向かいます。
「改善されない」という事は、対策が間違っているということ。
この記事をじっくり読み、”正しい”改善方法を身につけて下さい。
足の臭い対策①正しく足を洗う
先ほども触れましたが、雑菌(皮膚常在菌)は本来、肌を守ってくれる菌で皮膚の表面を弱酸性に保ってくれる役割があるんですが、増えすぎるとニオイの元になってしまいます。
雑菌を増やさない為にも、雑菌のエサとなる「古い角質」や「汚れ」が残らないように、丁寧に足を洗いましょう。
特に指と指の間は雑菌が溜まりやすい場所です。
今のご自分の洗い方と比較しながら読むと、「なぜ臭ってしまうのか」理解しやすいと思います。
1.古い角質を取り除く
まずは足の裏にある厚い角質を取り除きます。
やすりや角質リムーバーで、優しく角質を落としていきましょう。この時、やすりは一定方向に動かして下さい。
また、足が濡れた状態で行うと、落とす必要のない角質まで落としてしまう可能性があるので、必ず乾いた状態で行いましょう。
ただし、やりすぎは禁物です!!
週に1~2回程度が目安です。
2.足湯で汚れを浮き上がらせる
洗面器にお湯をため、足を入れて15分ほど足湯します。
この作業をすることで汚れが浮き上がり、汚れを落としやすくなります。
ちなみに、重曹を大さじ3杯(36g)入れると臭いケアにもなります。
3.石鹸を泡立てて丁寧に洗う
片足ずつ、よく泡立てた石鹸を使って洗っていきます。
この時、ボディーソープではなく石鹸を使うと、より効果が高まります。
市販のボディーソープには、保湿成分が含まれていることが多く、その成分が汗や蒸れの原因になることがあります。
さらに強い効果が欲しい場合には、足の臭い対策専用の石鹸を使ってみるのもオススメです。
重要なポイントは手で洗うことです。
これは多くの人がやってしまう間違いなんですが、スポンジやタオルなどで足の裏を傷つけてしまうと、菌の繁殖を手助けしてしまうことになります。
手で優しく優しく、汚れが溜まりやすい指の間まで丁寧に丁寧に洗い上げましょう。
4.爪の間を洗う
意外と見落としがちなのが、爪の間。
爪の間は汚れが溜まりやすい部分なので、場合によっては爪ブラシを使い、しっかり汚れを落としましょう。
この時もゴシゴシ乱暴に洗うのはNG!!
優しく丁寧にササッと洗いましょう♪♪
5.よく洗い流す
ぬるま湯でキレイに泡を落としていきます。
ここも石鹸カスが残らないように丁寧に。
6.水気をふきとり、乾燥させる
洗い終わったら、タオルで水気を完全に拭き取り乾燥させます。
水分が足に残っていると、雑菌の繁殖につながるため、指の間もしっかり拭きあげて下さい。
ドライヤーを使うのもひとつの手です。
足が完全に乾くまで、スリッパや靴下は履かないようにしましょう。
足の臭い対策②ミョウバン水を常備しておく
スーパーでも売っているミョウバンは、足の臭い対策に使えます。ミョウバンには殺菌効果や制汗作用があるため、表面の雑菌を取り除くことが出来ます。
【ミョウバン水の作り方】
【用意するもの】
・水500ml
・ミョウバン20g
作り方は簡単♪♪
上の2つをペットボトルに入れ、よく振るだけ♪♪
ミョウバンは水に溶けるまでに時間がかかるため、ペットボトルのフタを閉めて気合いを入れてよく振り、冷蔵庫で保管してください。
水が透明になったら『ミョウバン水』の完成です。
足の臭い対策③重曹を効果的に使う
重曹もにおいに効果があります。
先ほどもお伝えしましたが、洗面器にお湯をはり、大さじ3杯の重曹を入れてそこに15分程度足を浸す「重曹足湯」がニオイ対策になります。
足の臭いの元となるイソ吉草酸(イソキッソウサン)が酸性のため、アルカリ性の重曹を使う事でニオイが中和され消える、という仕組みになってます。
騙されたと思って2~3日試してみて下さい。
ここまで聞いて、「重曹とミョウバン両方使えば、相乗効果で効果が2倍になるんじゃ…」と思うかもしれませんが、混ぜると効果が無くなってしまうので、必ず別々に使用してくださいね♪
足の臭い対策④靴を清潔に保つ
「毎日同じ靴を履いている」という方は要注意です!!
湿気をとるため、1度履いたら2日は靴を休め、風通しの良い日陰で乾燥させて下さい。
とはいえ、収納の関係だったり、金銭的にそんなに多く靴を用意出来ない場合もあると思います。
そんな時の対処法としては、
・シューズボックスに新聞紙を敷く
新聞紙を靴の下に敷くと、靴の水分を吸ってくれて靴をより清潔に保てます。
・消臭スプレーを使う
ご存知、一時的対処法です(笑)
・消臭・抗菌インソール
100均でも手に入りますが、効果があまり持続しないため、定期的に取り換えるといいです。
また、一度チェックしておきたいのが靴のサイズ。
靴のサイズが合っていないと汗が増え、ニオイの原因になるため、今一度靴のサイズもチェックしてみるといいでしょう。
足の臭い対策⑤靴下にもひと工夫
足に直接触れる靴下の手入れにも気を遣いましょう。
足の臭いの原因になる素材
ポリエステルやナイロンなどの化学繊維。
ドライ加工や抗菌加工がされている靴下でも、よくよくみてみると半分以上がアクリル・ポリエステル・ポリウレタン・ナイロンなどの化学繊維で出来ている…なんてことも…
化学繊維は天然素材と違って汗を吸収しません。
今履いている靴下の品質表示を見てみましょう。
一番のオススメは天然素材100%です。
綿・麻・シルク・ウールなどです。
各素材とも吸湿性はバツグン!!
一日履いた靴下は、洗濯機に入れる前に、除菌用の石鹸などを使って事前に洗っておくと、よりニオイが気にならなくなるはずです。
足の臭い対策⑥ストレス解消
上記でも紹介した通り、ストレスはにおいの元。
アロマなどでリラックスしながらゆっくりお風呂に入ったり、良質な寝具で十分な睡眠をとるなど、疲れを残さない工夫をしましょう。
読書で、うまくいっている人の考え方を学び、柔軟な心を持つこともストレス軽減には大いに役立ちます。”美人”ではなく”美心”を目指すのもアリじゃないですか?
疲労臭が原因の場合、根本的な改善を目指していきましょう。
意外と基本的なところに原因が潜んでいる場合があって、まずは睡眠・食事・恋愛や対人関係などでストレスを溜めすぎないような工夫が必要かもしれません。
また、足のニオイを意識しすぎるとそれがかえってストレスを生み、余計汗が出て臭ってしまう事も…
過度に気にすることなく過ごすのも、ニオイを消す事に繋がります。