嫌なことや面倒くさいこと、やらなきゃいけないと思いながらも
「後でやろう」「明日からやろう」と思って、後回しにしてしまうことってありますよね?
“パパッと先にやってしまった方が楽”なのをわかっているだけに、後悔したり自己嫌悪になってしまったりしていませんか?
この記事を最後まで読んでいただくと、すぐにとりかかる癖がつくようになり、自分に自信が持てるようになります。
いつもやる気や気力がわかず動かなかった身体が、嘘みたいにテキパキ動けるようになります。
以前の僕は、提出物はギリギリまで放置。
部屋の掃除も、足の踏み場が無くなる一歩手前くらいまで放置。
公共料金の引き落とし手続きのハガキを出すのが面倒で、催促のハガキも郵便箱に入りっぱなしで、支払い期限を過ぎてから気づく…。
面倒なことは、“何もかもとにかく後回し“という究極のナマケモノでした。
☑物事の優先順位を決められるようになる
☑やらなきゃいけないことが溜まらないので、ストレスが減る
☑後回し癖がなくなると、頭も整理されるので、話も分かりやすくなる
☑後回しにする癖を治したことで、自信が持てる
☑いつも心と時間に余裕がある
☑自分を責めなくなる
☑片付け・整理整頓ができるようになる
☑自分を肯定できる
☑周りの評判が上がる
後回しにする人の多くの人が間違うポイントは、「やる気を出してからやる」ということです。
よほど好きなことでない限り、やる前にやる気が出てくることはありません。
やる気が出ないから後回しになってしまうんですよね?
やる気は、やってからやる気が徐々に出てくるものなんです。
月曜の朝「仕事ダルいな~」と思いながら会社に行って、眠いながらも仕事をしていたら、昼過ぎくらいから朝のダルさを忘れてしまっていたなんて経験はありませんか?
後回し癖を直そうと思った時に、一番無駄なことが”決心する”ことです。
小学生の頃、正月に今年の目標を盛大にかかげて、1年後その目標は達成されていましたか?
夏休みの宿題を「今年こそは、初日から計画的にやろう!」と決意して、残りの1週間、遊んで過ごしたことはありますか?
残念ながら、人間の意志はそんな強くありません。
人間には、顕在意識と潜在意識という2つの意識があって、比率は2:98で潜在意識の方が強力だと言われています。
意志の力より、身体に染みついた習慣の方が猛烈に強いんです。
“後回しにする人“が”すぐやる人“になるためには、今の行動パターンを崩して、新しい行動パターンに書き換えていくという作業が必要です。
これが意外に簡単にできるんです。
頭にパッと浮かぶ→動く
この行動パターンを意識的に脳に”しつけ“ていく感覚だと思ってください。
始めは「そんなことで本当にすぐやる人になれるの?」と思いますが、
続けることで始めはほんの少しの小さな行動でも、続けていれば気がついた頃には、自分でもビックリするほどテキパキとこなせるようになります。
これを『スモールステップ』とか『ベイビーステップ』と呼ぶそうです。
赤ちゃんが少しずつ成長するように、小さなことから一歩一歩ステップアップすれば、
あなたの後回し癖は影をひそめ、“すぐやる人”に変われます。
後回しにする人の特徴とデメリット
後回しにする人は、結構多いはずです。
学生時代、夏休みの宿題の計画を立ててきっちりとこなし、夏休みの最後の1週間は余裕すぎて遊んでばっかりいた友達って、あなたの周りにどれくらいいます?
「先延ばし行動」は誰もが心当たりがあり、後回しにしてしまう自分を責めたりしてしまいます。
僕も、油断したらすぐに後回しにしてしまいがちです。
後回しにすると、さらに面倒くさくなることも、やらなきゃいけないことがどんどん溜まって追い込まれることも頭では分かってるんですよね。
後回しにする人の特徴
後回しにする人には共通点があります。
後回しにする癖が人生のあらゆる場面で邪魔してきます。
僕も以前は、めちゃくちゃストレスが多くて、自分で自分の首を絞めてしまっているような状態でした。
優柔不断
モノを捨てられない人や片付けできないにも、共通する特徴が優柔不断な性格です。
「今日やった方がいいか?」
「何時までには終わらせた方がいいか?」
「明日以降でも問題ないか?」
いろいろ迷っているうちに、時間だけ過ぎていき考えることが面倒になったり、動くのが面倒になったりします。
優柔不断は直せないと思いがちですが、レストランや居酒屋で意識的にパッと直感でメニューを決めることを繰り返していると、意外と決断力がついてきます。
今の楽(らく)をとる
毎回、あとで”しんどくなる”のはわかっているけど、娯楽を優先させてしまう。
何の目的もなく、テレビやSNS・YouTubeなどを見ているうちに気づいたら、2時間くらいたっているなんてこともあります。
行動せざるを得なくなってからしか、できないので自己嫌悪に陥ったりしがちです。
完璧主義
完璧主義の人も後回しにしがちです。
完璧にやろうと計画しているうちに、不安や”やらない理由”が頭に浮かんでくることはありませんか?
取りかかった後の心配や不安・間違いを、取りかかる前に全て取り除いておきたいため、なかなか手をつけられないことがよくあります。
後回しにする癖を放置するデメリット
「後回しにしてしまう」ことを自覚している人は、それは自分の1つの欠点だと思っています。
「またやってしまった…。」
「あの時やっておけばよかった…。」
こういう思いは、慢性的なストレスとしてどんどん溜まっていきます。
罪悪感・後悔・自己嫌悪・自己否定などのストレスで自分を追い込みすぎると、“うつ”や”不安神経症”のような症状が出てくることもあります。
そこまでいかないまでも、慢性的なストレスによって身体がだるかったり、毎日の活力が奪われてしまうという負のループに陥ってしまう可能性が高いです。
そうなると、面倒くさいことが山積みでどんどん後回しにしてしまうことが増え、彼女や友人に呆れられたりします。
結婚生活や人間関係の破綻・借金生活など、人生でハンパない損失が出ることになります。
もちろんこれは、最悪のケースの場合です。
後回しにする人の原因が分かれば、すぐやる人になれる
後回しの原因は、「脳の前頭葉が弱っているから」だとおっしゃる医学博士の意見もあります。
前頭葉は、脳の司令塔の役割を果たしています。
前頭葉の働きが低下すると、”楽をしたい”という欲求に負けやすく、自分の頭で考えて取り組む意欲が湧きづらくなります。
科学的な視点でみると、「後回しにする人」から「すぐやる人」になるには、脳の前頭葉を鍛えればいいということになります。
頭を一生懸命使って、脳トレの問題などしなくても、脳は鍛えられます。
前頭葉を鍛えるには、家事をするのがベストです。
料理・掃除・洗濯・整理整頓などの家事は、実はめちゃくちゃ脳を使うんです。
実際、脳活動を調べると窓ふきや、ボタンをつけるなどの簡単な作業でも前頭葉が活性化することが分かっています。
前頭葉が活性化すれば、ドーパミンの分泌を促したり、注意力や記憶力が高まったり、計画を立てて意欲的に取り組むことが出来るようになってきます。
例えば、部屋の掃除・洗濯・押し入れの整理を同時並行で進めようとしたり、料理を作ったりする時は、段取りを良くしようとします。
「何にどれくらい時間がかかるか?」
「どれから手をつけるのがいいか?」
こういうことを自然と考えなければいけないので、前頭葉が刺激されるんです。
家事をやることは、後回し癖を直すために必要な3つの要素が全て含まれています。
1.最終的なゴールと、短期的な細かいゴールを決める
2.やることに優先順位をつける
3.行動せざるを得ない環境を作り、強制力を発動させる
それが出来てたら、今こうして困ってないよ!
それはそうですね。
僕も頭では分かっていても、身体が「やりたくない」って言っているような感じで、全然動けませんでした。
やり出すまでが一番の問題ですね。
よくわかります。
次に、僕がいろいろな方法を試しても全然治らなかった後回し癖を、一発で解消した方法をご紹介します。
僕が後回しにする癖を直した方法
僕がやっかいな後回し癖を直した方法は、「1分行動」です。
「とにかくやってみよう」
「思い立ったら、即行動」
など抽象的な言葉では、ピクリとも動かなかった僕の悪癖が一発で解消したのが、「1分行動」です。
これは、ある経営者に教えてもらったやり方です。
“やること”を小さく小さくしていくのがコツで、とりかかる心理的なハードルをグーンと下げるので、取りかかすのがめちゃくちゃスムーズになります。
取りかかってしまえばこっちのもんです。
「とにかく1分だけやってみる。」
ルールは単純で、
「思いたったら、すぐ1分だけやる」
たったこれだけです。
「面倒くさい」
「どうしようかな~?」
こんな感情を思い起こさせる隙も与えないほど、ソッコーでやります。 1ページだけ読んでみる
気分が乗ればそのまま続けてよし、1分やって気分が乗らなければやめる。
やめても、1分という目標は達成されているので、「よし!」と思っていいんです。
めちゃくちゃ簡単じゃないですか?
これが出来なかったら、「もう諦めて下さい!」と言いたくなるほど、単純明快なルールですし、これまで試した中で唯一“後回し癖が直った方法“です。
本を読むなら、1ページだけ読む。それも出来なければ、本を開くだけでもOKです。
自分を過信せず、遠慮せずにどんどん自分がやれるところまでハードルを下げてみて下さい。
恥ずかしいなんて思う必要はありません。
東大法学部を首席で卒業され弁護士としてテレビでも活躍されている山口真由さんをご存じですよね?
彼女も著書『賢い頭をつくる黄金のルール』の中でこうおっしゃっています。
「朝起きたら、やる気がなくてもとりあえず本を開いてみる」
めちゃくちゃハードルを下げて、とにかく1分やることを目標にしてみて下さい。
後回しにする人は、取りかかることに意義があります。
簡単に出来ることにとにかく集中して、実行するための手順を簡単にすることが重要です。
後回しにする人は、取りかかるまでの心理的ハードルが高すぎて、動く気がなくなるので結果的に全て後回しになってしまいます。
後回しにする癖を直すと、仕事もプライベートも上手くいく
何かにとりかかる時の最高のタイミングは、ご存知の通り、「思いたったその時です。」
今まで後回しが習慣になっている人にとって、計画を立てたり、優先順位を決めることは難しいと思います。
まずは、『少しでも取りかかること』を目標にしてもいいかもしれませんね。
キーワードは、「1分だけ」です。
☑物事の優先順位を決められるようになる
☑やらなきゃいけないことが溜まらないので、ストレスが減る
☑後回し癖がなくなると、頭も整理されるので、話も分かりやすくなる
☑後回しにする癖を治したことで、自信が持てる
☑いつも心と時間に余裕がある
☑自分を責めなくなる
☑片付け・整理整頓ができるようになる
☑自分を肯定できる
☑周りの評判が上がる
後回しに癖を直すと、このようなことが手に入ります。
これまでの話をまとめると、
【後回し癖を直そうとする時、やってはいけないこと】
・やる気を出してから、やろうとする→好きなこと以外は、やってからしかやる気は出ない
・決心する→人間の意志は弱い、意志は習慣に勝てない
【僕が後回し癖を直した方法】
・1分だけやる!→小さな小さな行動の積み重ねが習慣になる