悩みが多くてイライラしてしまう。本当は穏やかに暮らしたい…。
人生がうまくいかない、もっと穏やかに暮らしたい。でも、精神科に行くほど重く悩んでいるわけでもないし…。
日々の生活で無理していませんか?
仕事のストレスや人間関係のストレスは完全にゼロにするのは難しいです。
でも、好きでもないことを続けていたり、「やらなきゃ!」という強い思いに支配され無理をしていると、ストレスの多いつまらない生活になってしまいます。
あなたはもっと自然体でナチュラルに、穏やかな暮らしをしたいと願っていると思います。
そこで、僕が毎日を心をラクにして過ごすために意識していることを5つ紹介します。
どこかの誰かと競争しない
心穏やかな暮らしを実現するためには、競争しないことです。
僕たちは、小さい頃から学校生活を通して誰かと競争することが当たり前になっています。
・テストの点数が〇番目
・短距離走で〇位
・通知表の国語が4で、数学が3
小さい頃から、なんでも順位がつけられてしまう世界に生きているので、社会に出てからも自分でも誰かと比較して勝っている負けているといった判断をしてしまいます。
日本の中でも、会社の中でも、友達の中でも誰かと比較して自分が一番なんてことはめったにありません。
そんなあなたに脳に強く刻み込んでほしいのが、「人生は誰かとの競争ではない」ということです。
「○○さんがマイホーム建てるらしいよ。」
「○○さんが新車買ったんだって!」
などなど、誰かが何かを手に入れて、自分がそれを手に入れてないとなんだか負けているような気分になります。
歳が近かったり、同じ仕事をしていれば、より一層その思いは強くなります。
でもよく考えてみて下さい。
☑あなたがマイホームを欲しいと思うタイミング
☑あなたが結婚するタイミング
☑あなたが車を買い替えるタイミング
人それぞれのタイミングがあると思いませんか?
そもそも誰かと比べるという考え方自体が苦しみの原因を生み出しているのです。
マイホームや車は大きな買い物です。
それぞれの家計の収入・生活費・貯蓄額も違います。
なので、一概に結婚して子供が生まれたらマイホームという一律的な考え方に僕は疑問があります。
仕事に関しても人それぞれ好き嫌いや得意不得意が違うのに、医者や弁護士は優れていて、工場勤務は劣っているみたいな考え方もどうなんだろうと思います。
野球やサッカーにもポジションがあるみたいに、仕事にもポジションがあります。
1人1人が自分に与えられたポジションの役目をしっかりこなすからチーム全体がうまくいきます。
誰かと比べて勝った負けたではなく、「自分の理想の生活の実現のための今何が出来るか?」ということに集中した方が健康的です。
高望みしない
見栄やプライドのために無理をしていませんか?
自分を良く見せるためのブランド品のスーツや財布。
自分を良く見せるために、カッコつけてしまう。
ワンルームで十分なのに、1LDKを選んでしまう。
自分を実態以上に良く見せようとしないことです。
“もっといいモノ”を求める向上心は素晴らしいです。
だけどそのために組んだローンの返済に家計が火の車になったら元も子もありません。
自分の性格や特性を知り、身の丈にあった生活で良いんです。
当たり前にありすぎてピンとこないかもしれませんが、五体満足で仕事もあり、信頼できる友人や家族が1人でもいれば幸せだと思うんです。
穏やかな暮らしをしたいなら、自然体が一番です。
日々小さい努力を重ねられる向上心のある人は、人前で無理する必要がありません。
なぜなら、普段から礼節や自分の振る舞いや言動に気をつけて、それが身体に染み付いているので、普段と同じように振る舞うだけでいいのでリラックスしています。
人前でも”いつもの自分“でいられるので疲れないんですね。
断る勇気も大切
僕はよくこんなことを考えていていました。
「行きたくないんだけど、行かなきゃな~。」
ホントは行きたくないない飲み会に時間もお金もとられてしまう。
僕はいつも思います。
全然心がワクワクしない行きたくないところは、とことん行かないようにしています。
だって”行きたくない”から(笑)
「あいつは付き合いが悪い」と陰で言われるかもしれないけど、僕は自分の時間が奪われる方がリスクだと思います。
会社に属していると新年会やら忘年会やらありますよね。
そんなに仲良くなかった友人の結婚式や同窓会は基本的に出席したことがありません。
僕は他人が望むような「他人軸の生き方」より、自分で”やりたい・やりたくない”と選択する「自分軸の生き方」を選ぶようにしています。
そうすると、たとえ間違った選択をしても自分で責任が取れるからです。
他人の目や評価を気にしすぎてしまうなら、もっと自分に正直に生きてもいいんじゃないかなと思います。
それが自分を大切にすることにつながり、他人の時間や選択も尊重することに繋がります。
自分を大切に出来ている人は、自分からの誘いを断られたとしても、
「予定があるんだな…」
「タイミングが悪かったかな?」
と、人のことも大切に出来る人なんだと思います。
上手くいかない自分も受け入れる
穏やかに暮らしたい人に一番大切なポイントは自然体です。
肩ひじ張らずに自然体で生きるための最重要ポイントは、『すべての自分を受け入れる』ということです。
これは、自己受容とも言われます。
自分が調子がいい時や上手くいった時は、誰だって自分を受け入れられます。
大事なのは、ダメな時の自分やうまくいかなかった時の自分も受け入れることです。
「どうして出来ないんだ!」と自分を責めていませんか?
こういった考え方は、ストレスしか生みません。
これから子供や後輩を育てるという観点でも役に立ちます。
「何回言ったら分かるんだ!」と相手を責めるのではありません。
まずは自分でも他人でも出来ない部分を許すことです。
出来ない部分を許して、認めたうえでどうしたら出来るようになるか改善策を考える。
ただ出来ないことを責めていても落ち込んだり、やる気がなくなったりと悪循環しか生みません。
☑片付けができない
☑月末には金欠になってしまう
☑ついつい衝動買いをしてしまう
☑借金体質
まずはそんな自分を許してあげましょう。
これは以前の僕の欠点ですが、まずは自分のできないことを認識する。
それが出来てから改善を考えると、前向きな気持ちになれます。
自分に対しそのような考え方が出来れば、相手にも同じように接することができます。
「出来ない」というのは相手の問題なので、あなたが心を病んだり怒ったりする必要はありません。
ただただ相手が問題を解決出来るように、自分の”伝え方”や”言葉の選択”といった自分が変えられることだけに着目すると、変にイライラすることもありません。
足るを知る者は富む
老子の言葉に『知足者富』というものがあります。
足るを知る物は富むということです。
人間は欲深いもので「もっと、もっと」と欲望のままに生きていたら、きりがありません。
「隣の芝生は青く見えるもの」と心得ておきましょう。
独身者から見れば、子供のいる既婚者が幸せそうに見えるかもしれません。
既婚者からみれば、自分の時間もお金も自由になる独身者が羨ましく見えるものです。
賃貸アパートに住む人からしたら、マイホームを建てた人は勝ち組のように見えます。
しかし実際マイホームを建てた人は、毎月のローンの返済や固定資産税のない賃貸の方が羨ましくなることもあります。
世界を股にかけて仕事をするビジネスマンや、芸能界で活躍する人はイキイキして羨ましく見えます。
しかし、仕事に忙殺される彼らからは、拘束されない自由がある人たちが羨ましく見えるかもしれません。
人間は自分にないものを欲しがる性質があるんです。
このような性質を老子は、
「自分の内側に目を向けず、自分の外にばかり目を向けている」
と表現しました。
仏教や禅の教えにも『少欲知足』というものがあります。
読んで字のごとく、足りていることを知っている欲の少ないものは豊かだということです。
「もっと、もっと」という無いものねだりをやめて、今あるものに満足することも覚えることです。
僕は幸せは追いかけるものじゃなくて、そこにあることに”気づく”ことだと思っています。
心が豊かになって、少ないものでも満足できる人は物質的なものに幸せを求めません。
日々努力し、少しずつでも前進している自分の努力や成長に満足感や幸福感を得たりしているものです。
穏やかに暮らしたいのに悩みが尽きない人への5つのアドバイス【まとめ】
これまでの内容をおさらいしておきましょう。
☑どこかの誰かと競争しない
☑高望みしない
☑断る勇気も大切
☑上手くいかない自分も受け入れる
☑足るを知る者は富む
人と比べて苦しむのは、もうやめにしませんか?
もし比べられる環境にいるなら、聞き流すか思い切って環境を変えるのもアリだと思います。
自然体で生きるために無理をしない。
自分軸で生きる。
少しわがままかなと思えるほど、自分の軸をしっかりと保つ。
常に自分を高める努力をする。
穏やかに暮らしたいなら、自分の長所や強み、本当に求めているものを知るようにしてみて下さい。