ネガティブな言葉は言い換えるだけであなたの評価が爆上がりする理由
しほ(仮名)

ネガティブな思考や言葉が、ネガティブな現実や良くないことを連れて連れてきちゃうのかな?

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ネガティブな言葉を発してしまう…。

仕事で失敗が続いたり、やらなきゃいけないのに手をつけていない仕事があったりと追い込まれています。

そのことを思い出しては、「俺はダメなやつだ」「いなくなった方がいいんだ」など、ネガティブな言葉を発してしまい、余計に自分を追い込んでいます。

ネガティブな言葉を発するのをやめたいです。

 

このように悩まれているなら、じっくりとこの記事を読み進めて下さい。

このように悩まれるあなたは、きっと優しくて真面目な性格の持ち主なんだと思います。

 

時には、こんなことを思ったりしませんか?

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ネガティブな言葉は意識して口に出さないようにしても、心で思ってしまったら意味がないと思うのですが…。

口でポジティブな言葉を発し、心や頭ではポジティブには思えなくて…。

 

真面目で責任感が強く、筋を通したい誠実なあなたならではの悩みですね。

 

ネガティブ思考で悩んでいる人は、ネガティブ思考を無理やり変えようとして苦労されている方が多いなという印象です

 

ネガティブ思考はネガティブ思考のままで良いんですよ

僕も基本ネガティブです。

ストレスを抱えず毎日前を向いてラクに生きていけるのは、心理学でいうリフレーミングが出来るからだと思います。

 

リフレーミングは、「リ・フレーム」という2つの英語から来ています。

リ=再度」「フレーム=枠組み」なので、『枠組みの再構築』ということになります。

リフレーミングとは、言葉の言い換えの技術です。

 

技術っていうほど、大したものでもないんですけどね(笑)

多少の”練習”と”慣れ”で誰でも習得できます

 

そして、リフレーミングできればあなたの心が安定するだけでなく、あなたの印象や評価が爆上がりするというおまけまでついてきます

 

ネガティブな感情が沸き上がったとしても、言葉に出す前にポジティブに変換出来ればいいんです。

ネガティブな言葉はとらえ方次第でポジティブに変わります。

 

 

日頃使う言葉が人生決めている』と言っても、決して大げさではありません。

実際、『あなたはあなたが使っている言葉でできている』や『思考は現実化する』など、言葉の使い方で人生が変わる系のことは、大昔から言われています。

 

マザー・テレサが言ったとされる有名な言葉があります。

思考に気をつけなさい、それは言葉になるから。

言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

 

僕は20歳から始めた読書を通じて、このことに気づき小さなことから実践してきました。

15年間の間に良い方向に変わってきたのは事実です。

 

一日一日を切り取れば劇的な変化はないように感じます。

15年前と今を比べれば、人間関係や僕の心の安定度は、間違いなく劇的に良くなっています

 

凡人の僕はマザーテレサのように、思考から変えることはできませんでした

でも、日頃何気なく使っている言葉を変えることで思考に変化が起こりました

 

使っている言葉を変えることで、自分の印象も勝手に良くなります。

それに伴って、周りの対応が変化するなんてことも経験しました。

 

自分の成長も感じられた時、満足度も大きくなります。

今まで無意識に使ってた自分の言葉を、コントロールすることが出来るようになれば、恋愛にも大きなメリットがあります。

 

ネガティブな言葉があなたと周りに与える悪影響

多くの人は、言葉を何気なく無意識に使ってしまっています

 

それまで覚えた言葉や言い回しを繰り返すように。

 

ほとんどの人にとって言葉は社会人になってから覚えるものという認識はありません。

仕事などで、ビジネスマナーとして敬語を覚える程度でしょう。

 

しかし、今この記事を読んでいるあなたは自分の癖を自覚しています。

ほとんどの人は、自分がネガティブな言葉を使ってしまっているということにも気づいていません。

 

そして、何気なく使っているそのネガティブな言葉が、自分や周りの人にどれほど悪影響を及ぼしているかも…。

 

でも、あなたは大丈夫です。

癖は自覚できれば、改善出来ます

覚できた時点で、8割は解消したも同然です。

 

始めは意識してポジティブな言葉に言い換えることも多いでしょう。

日常会話で、自分がどれほどネガティブな言葉を多用しているか気づいてしまうと、自己嫌悪に陥ったり、自己否定してしまうかもしれません。

 

そんな時の注意点は、絶対に自分を責めないことです。

 

慣れないことを始めると、始めはうまくいかないのも当然です。

毎日意識していると、グラデーションのように徐々にネガティブ色が濃い自分からポジティブ色が濃い自分に変わってきます。

 

急に明るくポジティブな人にはなれませんし、そうなる必要もないと思います。

あなたはあなたのままでいいんです。

 

注意しているのに、ネガティブな言葉を使ってしまう自分に厳しくし過ぎず、許してあげて下さい

親が2歳の子供に声をかけるような言葉を、自分にもかけてあげて下さい。

 

自分で言っていて気持ち悪いかもしれませんが、

「転んじゃったね。今度は気をつけるんだよ~。」

「痛かったね。今度はきっと上手くいくよ。」

 

ネガティブな感情はゼロにはできません

だって人間だもの(笑)

 

僕にもズルい部分はあります。

心は、めちゃくちゃキレイな真っ白じゃなくてもいいんです。

黒い部分があっても、限りなく白に近ければ。

 

ネガティブな言葉の言い換え例
☑趣味が悪い・センスがない→その人独自の世界観・個性
☑愛想笑い→空気が読める
☑考えずに行動する→行動力がピカイチ
☑意地っ張り→意志が強い・信念を持っている
☑気が弱い→優しい
☑細かい→隅々まで気が回る
☑愛想が悪い→媚(こび)を売らない
☑飽きっぽい・三日坊主→好奇心旺盛
☑孤独→自立している・人に頼らない
☑腹黒い→世渡り上手

ネガティブな言葉をポジティブな言葉に言い換える一例をあげてみましたが、テレビや新聞で話題になった『ネガポ辞典』というものもあります。

反響がありすぎて、続編まで出てます(笑)

 

 

ネガティブな言葉を口にすると運が逃げる?

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俺には無理かも…。自信がない…。

いつもこんなことを言っている男性と一緒にいたいと思う女性がいると思いますか?

 

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昨日寝不足で眠いんだよね。

仕事が多すぎてだるいし、疲れててさ…。

一緒に遊びに行った友達がこんなことを言っていたら、「帰ろうかな?」と思いませんか?笑

 

ネガティブな言葉を発する人に近づきたいと思う人は、よほどのモノ好きな人くらいじゃないでしょうか。

 

“類は友を呼ぶ”というように、人は共通点のある人同士で仲良くなりやすいんです

☑お金持ちの周りには自然とお金持ちが

☑アウトドア好きの人の周りにはアウトドア好きが

☑ヤンキーの周りにはヤンキーが

 

このように考えると、ネガティブな人にはネガティブな人が集まってきてしまいます。

 

いつも否定的なモノの見方をする人同士だと、ケンカやトラブルが絶えません。

落ち込みやすい人同士だと、共感してなぐさめあうだけで、前向きになれません。

 

ネガティブな言葉を口にすると、いつも不運に見舞われる気がするのは、自分の周りがネガティブな人だらけで自分にとって良くないことが起こる可能性が高くなっているからです

ネガティブな言葉が、いかに自分に不利な状況を作り出すか分かってもらえたと思います。

 

運が良くなるかどうかは分かりませんが、そんな状況を打開する策があります。

それは、”自分が発する言葉を変えること“です。

 

過去の多くの偉人や先人たちも、「周りの状況を変えたければ、まず自分から」ということを言っています。

世界を変えたいなら、まずは自分が変わりなさい

マハトマ・ガンジー(インド独立の父)

困難だからやろうとしないのではない。やろうとしないから困難なのだ。

セネカ(ローマ帝国の政治家)

人生から返ってくるのは、いつかあなたが投げた球。

斎藤茂太(精神科医)

 

人にネガティブな言葉を言われると…

しほ(仮名)

人にネガティブな言葉を言われると、生真面目な性格か真に受けてしまい、余計心が落ち込みます…。

ネガティブな言葉は相手も不快にさせてしまいます。

 

先ほどの「眠い」「だるい」「疲れた」などの言葉を聞いて、ハッピーな気分になったりする人はいませんよね?

 

「何回言っても出来ない奴だな!」

「お前はほんと、ダメなやつだな!」

「性格悪っ!」

 

こんな言葉を言われると、精神的ダメージは大きいですし、やる気も自信も失います。

 

ネガティブな言葉は、相手のエネルギーを奪うという面を持っています

これを理解せずに、悪口や愚痴を言いまくっていると周りからどんどん人が離れていきます

 

そんな言葉を浴びせられる方は、無意識的に居心地の悪さを感じるので、「また会いたい」「もっと話したい」とは思いません。

 

ポジティブな言葉の代表に「褒める」ことがあります。

言いなれないと、始めは言っているこっちが恥ずかしい気持ちになりますが、自分の発した言葉で相手が笑顔になってくれたら、心がポカポカします。

 

じんわり感動する自分に気づく時もあります。

 

「けなす」「いじる」「否定する」ことがコミュニケーションの中心にあると、険悪なムードになりやすくなります

感受性が豊かな人や敏感な人だと、空気の悪さを感じます。

 

「励まし」「褒め」「相手の良いとこを伝える」など、ポジティブなコミュニケーションが出来る人としゃべっていると、ストレスもなくホントに心地良い空気感を感じます

 

あなたの周りにも、自然と人が集まってくる人や、性別・年代問わず好かれている人がいると思います。

 

そういう人がどんな言葉を使っているか、よく観察してみて良いところはマネしてみて下さい。

心地いいコミュニケーションが取れる人のところに、人は集まってしまうものです

 

ネガティブな言葉を使う人のそばにずっといると…

ネガティブな言葉をたくさん聞いてきた人は、適切な言葉選びができなくなってしまっているかもしれません

代表的なのが、毒親に育てられた人です。

子供は親のコミュニケーションの取り方を手本にしています。

 

コミュニケーション以外にも、小さい頃から多くの時間を過ごす両親には、かなりの部分で知らず知らずのうちに影響を受けているものです。

 

抑圧的な言葉・強制的な命令口調などの言葉をたくさん聞いているため、自分もそのような言葉を使うのが当たり前と思っていたり、そのような言葉でしか人とコミュニケーションが取れなかったりします。

 

自分の頭の中で使っている言葉のことを、セルフコミュニケーションと言います。

「お昼何食べよっかな?」

みたいな、口には出さないけど頭の中で考えてることってありますよね?

自分で自分に使う言葉のことです。

 

人とのコミュニケーションでネガティブな言葉が多いと、セルフコミュニケーションもネガティブな言葉になってしまう傾向になります

 

「俺はダメなやつだ」

「いなくなった方がいいんだ」

という言葉を自分にかけまくっていると、自分を洗脳してしまいます。

 

“ダメな自分”を長い時間をかけて、毎日せっせと作り上げているんです

 

実は、自分をダメにしてしまっているのは他でもない自分自身かもしれないということです。

僕はこれを『自分いじめ』と呼んでいます。

 

その事に今気づいてもらえればOKです。

 

もう『自分いじめ』はやめにしませんか?

あなたは「いじめ」を肯定しますか?

 

ネガティブな言葉を言い換えると人に好かれるようになる

最後にもう一度言い換え例をおさらいしておきましょう。

ネガティブな言葉の言い換え例
☑趣味が悪い・センスがない→その人独自の世界観・個性
☑愛想笑い→空気が読める
☑考えずに行動する→行動力がピカイチ
☑意地っ張り→意志が強い・信念を持っている
☑気が弱い→優しい
☑細かい→隅々まで気が回る
☑愛想が悪い→媚(こび)を売らない
☑飽きっぽい・三日坊主→好奇心旺盛
☑孤独→自立している・人に頼らない
☑腹黒い→世渡り上手

日常の会話から、自分の使っている言葉を意識することが大切です。

ネガティブな言葉を使ってしまったり、うまく言い換えれなくても自分を責めないことが大事です。

 

長い目で見て、徐々に使えるようになればいいんです。

 

ポジティブな言葉を使える割合が増えるのに比例して、家族や友人、恋人、職場などあらゆる人間関係が改善してくるのを実感できるはずです

 

これまでトラブルやケンカが怒っていたであろう場面でも、おおらかな気持ちで心に余裕をもってコミュニケーション出来るようになります。

 

人を攻撃するような言葉(悪口など)が激減すると、それはあなたの表情雰囲気にあらわれます。

 

そうすると、周りからの評価も勝手に上がります

多くの人がストレスをかかそうな場面でも、余裕をもって対処できるようになるからです。

 

☑穏やかな人

☑一緒にいて心地いい

☑馴染みやすい

☑いつも自然体

 

ネガティブな言葉を言い換えて、ポジティブな言葉を使っていると最終的に、イライラしたり落ち込んだりして不安定だったメンタルも安定します。

 

その空気を感じて、自然とあなたに”いい印象“を抱くようになってくれます。

 

これが、ネガティブな言葉は言い換えるだけであなたの評価が爆上がりする理由です。

 

最後に、ネガティブな言葉があなたの人生にどんな悪影響を与えるのかを、もっと知りたい時のために参考書籍を紹介しておきます。

 

それぞれ違う視点から書かれているので、人生のあらゆる場面で参考にしてみて下さい。

 

ネガティブな言葉やポジティブな言葉の影響をもっと知りたい場合の参考書籍

 

「毒親」という言葉を広めた人です。
これは、決して親を責めるための本ではありません。
毒親育ちだったとしても、今の自分の状況を理解するための本です。
親の影響を全く受けずに育つ人はいません。
「人生が生きづらい」と感じる時、自分が親になる時、子育てをする時などに読んでおきたい1冊です。

 

著者は、禅の僧侶でもあり、作庭家(庭園の作家)もされている異色の経歴の持ち主。
自分の心をコントロールしたり・性格改善・人間力向上・内面磨きに一読することをオススメします。
2ページで1項目になっており、1日1項目ずつ自分のペースで読み進められます。
気になった項目から読み進めることもいいと思います。

 

ホントは、子育てをする前に読んでおきたい1冊です。

子育て世代に向けて書かれた内容ですが、後輩育成にも使える内容です。

 

やっぱり「どんな言葉をかけるのか?」ってものすごく大事です。

 

周りから見て「運がいい」ように見える人は、どんなことを思い、どんな行動をとっているのかが49項目で紹介されています。

ビジネスで成功を目指す人に向けて書かれた内容だと思いますが、僕みたいな一般人でも参考にしたい内容満載でした。

 

「自信を持ちたい」「メンタルを強く柔らかくしたい」と思っているならオススメの1冊です。

9つの習慣を1つ1つ実践することで、心がどんどんほぐれてきます。

何一つ難しいことは書かれていません。

誰でも取り組めるものばかりです。