貯金できる人になりたいです。コツとかあれば教えて下さい。
貯金できる人と出来ない人の違いは何でしょうか?
お金は魔力を持っているかのようです。
上手く使えば豊かになって、お金の心配をせずに心穏やかに過ごせます。
反対に、使い方を間違えると、地獄に突き落とされたような極貧生活に陥ってしまいます。
この記事では、心穏やかに生きるヒントとして、貯金体質になる4つのステップをお伝えします。
【僕の黒歴史】
☑消費者金融で合計200万の借金
☑100円のパンを買うかどうか迷う極貧生活を経験
☑生活を見直し借金完済
☑一人暮らしで年間50万以上の貯蓄達成
お金に対しルーズすぎた自分を見つめ直し、借金借金0にして、さらに年間50万円貯金できるようになった僕の経験を交えてお伝えします。
僕のように「落とし穴」にはまらないように、毎月1万円でも貯められる貯金体質になって下さい。
一旦貯金体質になってしまえば、毎月1万円が2万円、3万円と増えていきます。
年収400万円の一人暮らしなら、ラクラク年間100万円貯められるようになります。
お金が貯まらない人の特徴
僕は借金をする以前から、お金があればあるだけ使ってしまっていました。
だから、給料が増えてもボーナスが出ても、いつもカツカツでお金が無い状態でした。
まずは、自分を見直すために、「お金が貯まらない人の特徴」にいくつ当てはまっているかチェックしてみて下さい。
こだわっている趣味がある
僕は昔から車が好きで、車にお金を使っていました。
会社の同僚の影響で、バイクの免許もとってバイクも購入しました。
車やバイクのパーツ1つ1つや、維持費は結構高いです。
これでは当然お金は出ていく一方ですよね。
趣味が多く、それぞれの道具に対してこだわりが強いと、お金が貯まりにくくなります。
財布にいくら入っているかわからない
財布に今いくら入っているかざっくりとでも把握していますか?
財布にいくら入っているかわからないと、クレジットカードで散財してしまう原因にもなります。
把握していないということは、”いくらまでなら使っていい”ということがわからないからです。
財布の中に、レシートがお札の間にグチャグチャに入っていたりしませんか?
ポイントカードや定期券・診察券、クレジットカードなどが乱雑に入っていませんか?
大事なお金を汚い財布に住まわせていることになります。
お金も人と同じで、大切にしてくれる人のところに行きたいものです。
財布がの中が乱れている時は、生活も乱れていることが多いんです。
生活が乱れると、ストレス発散のためにお金を使ってしまうという負のループにハマってしまいます。
まずは、いらないポイントカードを捨てたり、レシートを整理するといった小さなことから始めてみましょう。
部屋が汚い方だor物が多い
財布の乱れや生活の乱れは、部屋にもあらわれます。
部屋の状態=心の状態
これは、以前の僕にも当てはまりますし、これまで出会ってきた人たちを見てもその通りだなと思います。
不動産営業をしていた時に、多くの地主さん(土地を持っている人)に会ってきました。
もちろんそのような人の中にも、モノの多い家に住んでおられる方もいらっしゃいました。
でもそのような人は、決まって性格がきつかったりしました。
穏やかに対応してくれて、尊敬できるような人は、決まってスッキリと整頓された家に住まわれていました。
「部屋の状態を見せてくれれば、その人の性格を当てられる」という人がいるくらい部屋の状態はその人の状態をあらわします。
ドラマの制作スタッフも、貧乏人の家を表現する時にはあえてモノを増やし、お金持ちの家を表現する時にはモノを減らしてスッキリさせるそうです。
僕も以前は物欲の塊でしたが、断捨離をしたことで「欲しい」と「必要」の違いが分かりました。
関連記事:シンプルライフや断捨離は、精神的なメリットがとてつもなく多い
お酒orタバコが好き
お酒は少量ならいい。
大量なら、身体を壊す。
タバコにメリットはなく、デメリットしかない。
お酒を飲む人やタバコを吸う人なら誰でも知っている事実です。
嗜好品に対しての考えは人それぞれです。
「節約」とか「貯金」という観点で考えればムダでしかないです。
だから、余ったお金で楽しむならいいのかなと思います。
お酒にお金を使いすぎていると思っているなら、「家では飲まない」などの自分ルールを作ってそれに従ってみましょう。
タバコをやめたいと思っているなら、「吸いたい気持ち」がスッキリ消える リセット禁煙やマンガで読む禁煙セラピーは読んでおきたい1冊です。
100円ショップで思いつきで買ってしまうことがある
100円ショップで少々お金を使いすぎても、それほど大きなダメージにはならないと思ったら大間違いです。
「これあったら便利そう!」
こう思って買ってしまう衝動は、100円ショップ以外でも発揮されます。
僕は、例え無料でも、使わないものであればいらないです。
逆に高価なモノでも、毎日それに触れるだけで気分を上げてくれるほど大好きなものならいい買い物だと思っています。
「少額な買い物だからいいか!」
このような思いが、大きな損失を出す原因です。
普段の小さな金額の買い物にも注意を払うのが、貯金出来る人の考え方です。
恋人にお金をつぎ込んでしまう方だ
好きな人には、なんでもプレゼントしたくなってしまう。
好きな人には、甘くなってしまう。
恋人にお金をジャンジャン使ってしまうタイプは要注意です。
感謝やお祝いをモノやお金に変えて贈るのに反対なわけではありません。
でも、プレゼントなどお金を使うことでしか関係を維持できないなら考えものです。
もしかしたら、嫌われたり離れられたりするのが怖くて、”プレゼントすること”でその関係をつなぎとめているだけかもしれません。
お金だけでつながっている関係ほど、モロいものはありませんし、それでは本当の信頼関係は築けません。
約束の時間に遅れがち
時間にルーズな人は、自己管理が甘い人です。
僕も以前は、特にプライベートで時間にルーズでした。
会社に遅刻してしまうこともしばしばあって、「そんなんじゃ、クビになるぞ!」と釘をさされたこともありました。
それくらいダメダメ人間でした。
しかし、ある本で「時間に遅れることは、相手の時間を奪うこと。」という考えにふれ、身を引き締めた結果、今は時間に余裕を持って行動するようになりました。
基本、約束の10~15分前には現地にいるようにしています。
自分の気の緩みが、時間に対してのルーズさに繋がっていたことにも気づきました。
財布や部屋の汚さや、時間へのルーズさは、全てお金に対するルーズさに繋がります。
☑時間にはルーズだけど、部屋はめちゃくちゃキレイでお金を持っているという友達
こういった人に会ったことはありません。
もし、あなたの周りにいたらご一報下さい(笑)
ギャンブルを頻繁にしている
ギャンブルもタバコやお酒などの嗜好品や他の趣味と一緒で、ハマると散財する危険性があります。
しかも、ギャンブルは脳みそがハマりやすい構造になっています。
アメとムチのバランスが最高なんです(笑)
だから、自分の意志に反してやめられない、依存症になってしまう人がいるんですね。
僕は18~20歳までパチンコ・スロットにハマりまくっていました。
専門学生で月20万弱バイト代が合ったにもかかわらず、給料日前にはスッカラカンでした。
競馬にハマった時期もあり、一時は馬券生活を目指して研究と実践を繰り返していました。
今でも、競馬はやっていますが月に1~2回「コレ!」という根拠のある馬券しか買いません。
余ったお金を貯金に回そうとしている
毎月余ったお金を貯金しようとしていませんか?
貯金出来る人はこう考えます。
収入ー貯金=生活費
反対に、貯金出来ない人の考え方はこうです。
収入ー生活費=貯金
この差は大きいです。
以前の借金をしていた時、借金をしていなくても、給料日前はカツカツだった時の思考パターンは、貯金出来ない人そのものでした。
先取り貯金して、残りで身の丈に合った生活をするスタイルにしてから、確実に貯金出来るようになりました。
極貧生活を経験して思うことは、お金は精神的な安定にもつながるということです。
貯金がないと、いつもいつもお金の心配をしなければいけないので、心の余裕もなくなり、心まで貧しくなってしまいます。
自分のことでいっぱいいっぱいなので、他の人のことを考えることが出来なくなってしまうんですね。僕は、これを身をもって体験しました。
関連記事:貯金ない人に共通する5つの性格!浪費を後押しするパターン
心穏やかに生きるヒント【貯金体質になる4つのステップ】
心穏やかに生きるために、お金持ちになる必要はありませんが、最低限のお金は必要です。
さらに、貯金という余裕が必要になってきます。
貯金があると、いざという時も乗り切れるからです。
ここからは、僕が貯金体質に変われた4つのステップをご紹介します。
ステップ1:自分のお金の使い方を把握する
給料日前にお金が無くなってしまったり、そんなに使っている実感はないけどお金が貯まらない原因は、自分が何にお金を使っているか把握していないことです。
だから、まずは簡単な家計簿をつけて自分の支出を把握しましょう。
マネーフォワードなどの便利な家計簿アプリもありますが、LINEにも家計簿機能があります。
以前の僕のように消費者金融の借金がある場合は、弁護士に相談して、債務整理するのも1つの手です。
今後5年ほど、クレジットカードを作ったり、ローンを組めなくなったりといったデメリットはありますが、債務整理をして金利を0にしてもらわないと、返済がいつになっても終わりません。
ローンが組めなくなることで、身の丈に合わない買い物が強制的に防げるというメリットもあります。
消費者金融の借金は毎月1万円返しても半分くらいは金利を払っている状態です。
早く借金を返したい場合は、弁護士に相談した方がいいです。
その方が、「いつになったらこの借金が無くなるんだろう?」という不安から解放されます。
話を戻しますが、第一ステップは「自分の支出パターン」を知ることです。
まずは、今見えなくなっている支出を見える化して、貯金ができなくなっている原因を特定することです。
家計簿はなんとか1ヶ月はつけてみましょう。
1か月後、住居費・食費・水道代・光熱費・交際費など、自分が何にどのくらい使っているのかが見えてきます。
ステップ2:把握した支出を見直す
家計簿をつけてみて、自分のお金の生活習慣を知ると、意外な浪費があることに気づきます。
浪費とは言えなくても、
☑食費が多いな
☑服にお金を使いすぎだな
☑遊びにお金を使いすぎてるな
いろいろ気づくことがあると思います。
だからと言って、「今月から食費を半分に削って、服も買わず、遊びにも行かない!」という極端な行動に出てはいけません。
ダイエットと同じで急激で無理なダイエットは、反動も大きいものです。
1ヶ月で劇的に減っても、1ヶ月でリバウンドしていては、全く意味がありません。
ここで価値判断が必要になります。
例えば服にお金をかけている場合、
☑そもそも服が好きか?
☑お金をかけずに、今持っているもので出来るオシャレはないか?
☑今まで買った服で一生着たいと思うほど満足度の高いものはどのくらいあるか?
などなど、そこにそこまでお金をかけた価値があるか?と自問自答することが大事です。
この作業をするためにも、家計簿は必須です。
家計簿をつけて、価値判断し、自分で無駄だと思うものから削っていきます。
大切なのは、始めから頑張り過ぎないことです。
ステップ3:目標と計画を立てる
ただ貯金だけしていても、今の生活に困っていなければ引き出して使ってしまいます。
あなたが「何のために」貯金するかはとても大切です。
“貯金する目的や目標があるか“も貯金出来る人になるためには欠かせません。
ただぼんやりと、「貯金した方がいい」と考えて貯金している人もいますが、最終的な目標があった方がはるかに貯金に対する意識が強くなります。
僕の場合は、次の3つです。
☑お金の心配をなくすため
☑万が一(収入が途絶えた時など)のための生活費(3~6か月分)
☑将来のための投資資金(つみたてNISAに3.3万/月、iDeCoに2.3万/月ほか)
目標を決める時は、金額や期限をはっきりさせることです。
☑1月にハワイ旅行に行く
☑通勤用のクロスバイクを買う
自分の貯金のモチベーションになることなら何でも大丈夫です。
ホントに心からワクワクできる目標を設定できると最高です。
目標も大きすぎると、途中で息切れして挫折してしまいます。
目安は90日です。
これは、後ほど紹介する家計再生コンサルタントの横山光昭さんが推奨している期間です。
ビジネスの成果を出すのにも、90日という数字はよく使われます。
新しく何かを始めて、成果が期待できる最初の期間が90日ということだと思います。
ステップ4:消費・浪費・投資の目安を知る
「貯金するぞ!」という気持ちが高まり、家計簿をつけ始めました。
自分が何にどのくらいお金を使っているのかを把握しました。
最後のステップは、その支出を「消費」「浪費」「投資」に分類することです。
なぜこのひと手間が必要かというと、お金を使う時に”考える習慣“が身につき、衝動的に無駄使いすることがなくなるからです。
消費・・・生活のために必要なお金(家賃や食費、光熱費など)
浪費・・・生活に必要ではない快楽のためのもの(ギャンブルやその他無駄使い)
投資・・・生活必需品ではないが、将来役に立つもの(貯金・資産運用・自己投資など)
自分が使う金額だけでなく、「今使うお金は消費なのか投資なのか」と考えられるようになれば、正しい金銭感覚が身につきます。
目安としては消費70%、浪費5%、投資25%を目指しましょう。
家計簿をつけてみて僕のが感じたことは、投資が少なく浪費が多いことでした。
仕事前後のコンビニ通いなど、無駄を減らして徐々に投資の割合を増やしました。
浪費は、息抜きや遊びです。
遊びが全くないと息がつまってしまいます。
遊びにも予算を決めて、予算内で思いっきり楽しむ。
多少の心の余裕を持ちながら、長続きする家計管理を楽しみましょう。
結局一番強いのは、継続することです。
関連記事:豊かな暮らしがしたい!収入増より支出減をした方がいい理由
貯金体質になる4つのステップまとめ
では、おさらいしておきます。
まずは、貯金ができない自分の傾向を知るところがスタートです。
少しずつ、貯金体質になるように無駄な出費を減らし、一緒に豊かな生活を目指していきましょう。
参考書籍
1年で150万円もお金がたまる本 横山式!マネ-デトックス /宝島社/横山光昭
今回の内容は、この本の内容を参考にしています。
僕が、借金体質から貯金体質に変われたキッカケになった本です。
年収400万で借金がないなら、年間100万円以上の貯金も夢ではありません。
僕は、この本に社会人なりたての頃に出会いたかったですね。