憂うつな通勤ラッシュ・長時間労働・過度なストレスに気を病みかけて、精神的に落ち着いた生活がしたいと思ったことはありませんか?
・仕事のプレッシャーやストレスがきつい
・仕事のペースを緩めたい
・競争と縁を切りたい
・時間にゆとりのある生活をしたい
・今の働き方にどこか違和感がある
・いつの間にか、「なりたくない社会人像」に自分がなっている
・やりたい仕事がないので、とりあえず就職したけど、”このままでいいのかな?“と疑問に思う
このような気持ちになることがあれば、それは今の労働環境や働き方を見直す時期に来ているのかもしれません。
最低限の収入があることが大前提ですが、精神的にも時間的にも生活にゆとりを持つことは、自分らしいライフスタイルを持つことでもあります。
身体や心を壊す前に、「生活のためだけ」の仕事との向き合い方を考えてみるきっかけにしていただければと思います。
僕は、14年間の正社員生活にピリオドを打ち、こうして執筆作業をするかたわら、業務委託という形で仕事をしています。
・働きすぎない
・仕事以外の自由な時間を大切にしたい
・ストレスのない生活をしたい
・ゆる~く生きたい
このような思いから、今のような生活になりました。
平日朝8時~15時くらいまでは、ほぼ正社員と同じように働き25万以上の収入を確保しながら、ゆとりあるダウンシフト(減速生活)を楽しんでいます。
【ダウンシフトとは?】
過度な出世競争や長時間労働、物質主義的、唯物的な生活環境を日常から排し、よりゆとりのあるストレスの少ない生活に切り替える生活態度の劇的な変化を指す。
また、そうした生活態度は減速生活と言われる。
引用元:Wikipedia
シンプルライフやミニマリストに似ているような、でも少し違うようなそんな感じです。
“足るを知る”ことで、生活のための”ライスワーク”は最低限にして、自分が楽しめる方向に舵を切っていく、そんな生き方かなと思います。
僕は、正社員としての働き方を全否定しているわけでは無く、僕には無理だったということです。
ダウンシフトで、心にゆとりのある生活をしてそれなりに幸せに暮らしているので、実際今の仕事先から正社員のお話を頂きましたが、丁重にお断りしました(笑)
僕は、自分の思いに素直に生きる方がいいと思っています。
心がモヤモヤしながら精神的ストレスの多い生活を送ることは、不健康なライフスタイルだと思うんです。
生きづらさの正体は「常識」と「世間体」だった
僕が不健康なライフスタイルを送って、”うつ”っぽくなっていたのは理由があります。
内向的な性格で、元々多くの人との付き合いが苦手だったのももちろんありますが、「常識」や「世間体」、「見栄」にとらわれていたことです。
・豊かな暮らしをするためには、多少我慢してバリバリ働かなければいけない
・ゆとりある生活なんて、ナマケモノのたわごとだ
・お金を稼いでいい車に乗り、キレイな彼女を連れ、景色のいい家に住むのが幸せの形だ
・いっぱい稼ぎ、デキる人に見られたい
こんな意識だけ高い系だった僕が、今までの価値観を断捨離して、“シンプルにゆるく生きること”が自分らしさなのかなと思ったきっかけが3つあります。
サラリーマンとして働くことは、僕にとって「過度のストレス」だった
『心に余裕を持ったシンプルな生活を夢見ていた』僕にとって、サラリーマンとして働くことは、どこか息苦しかった。
「常識は、18歳までに身につけた偏見」らしいが、まさにその通りだと思う。
うちは、祖父も父親も自営業だから、サラリーマン家系ではないし、両親とも高卒なので学歴主義でもない。
だから小さい頃から「いい大学に行くために勉強した方がいい」とか、
「安定したいい会社に入りなさい」と直接言われた記憶はありません。
しかし、テレビや周りの友人の影響は意外に大きく、自分でも知らない間に”みんなと同じように“を求めてしまっていました。
その結果、新卒で入った大手を1年半で”軽いうつ”で自己都合退職。
CMも打っている不動産営業会社も半年が限界でした。
唯一続いた会社(丸10年勤めました)は、配送系の仕事です。
朝礼もなく、日中は自分のペースで1人で仕事して、夕方会社に帰って次の日の準備に1時間ほど。
この間も自分の仕事に没頭しているため、周りの社員とは仕事の話のみ。
わずらわしい事務作業もなかったので、結構気に入っていました。
仕事のわりに収入は結構もらえている感覚でしたが、その日の仕事が15時に終わっても、定時(17時)までは帰れません。
その2時間がものすごく無駄に感じていました。
残業・休日出勤・少ないボーナス・上がらない給料。
サラリーマンはつきものですが、どことなく違和感を感じながら1日1日が過ぎていく感覚でした。
サラリーマンのメリットは、「安定」と「保障」だと思います。
しかし、わがままな僕は「安定」とか「保障」よりも、「自分らしさ」や「ストレスフリー」、「自由」、「心の余裕」などを求めてることに気がつきました。
仕事以外の大切な時間
あくせく働き忙しいスケジュールをこなすことに違和感を感じて、「時間の余裕が欲しいな~」とずっと思っていました。
時間に余裕があると、精神的にも余裕が生まれます。
余裕があることで、余白が生まれます。
言葉がびっしりと書かれている本よりも、イイ感じに隙間が作られて、文字数が少ない本の方がストレスなく読めませんか?
ダウンシフトは、今のスピード感あふれる毎日をあえてスローペースに減速していく感覚です。
仕事のしかたや暮らし方は、人それぞれ好みや得意不得意があります。
僕は、『企業での働き方』と『自分の理想の働き方』の違いがあったので、ダウンシフトすることを選びました。
これからも成長していきたいし、挑戦もしていきたいので完全な意識低い系ではないですが、大きなストレスを抱えて働いて身体や精神が崩壊したら、元も子もないなと思いました。
自分の興味ある分野の、勉強や自己投資は趣味みたいなものなので、本を読んだり新しいことを学んで実践している時に、めちゃくちゃ幸福感を感じたりします。
だから仕事とプライベートのバランスが、自分にとってはすごく大事なんだなと実感しています。
学生時代「週休3日にならないかな?」と思っていたり、
仕事を始めてからも、「6・7・8月は北海道に暮らしたいな」とか、
「大人の夏休みって取れないかな~」と、
バカみたいなことを考えていたのが、今の生き方に繋がっているんだと思います。
ダウンシフトというと、地方移住や半農半X(半分農業半分別の仕事)が基本らしいのですが、もっと様々な生き方があっていいと思います。
大企業も副業を解禁したり、”老後2,000万は自力で用意してください”的な政府からのお告げもあり、これからは1つの会社で定年までという”今までの常識“が通用しなくなってきています。
生活全体や仕事を効率化したり、生産性をめちゃくちゃあげるというのも1つの方法です。
副業ではなく、小さな仕事をいくつか持つ”複業“をしている人もいます。
僕が、生き方や働き方でかなり影響を受けた1冊の本があります。
著者の榎本英剛さんは、コーチングの第一人者で30歳目前でリクルートを辞め、アメリカに留学された異色の経歴の持ち主です。
今の生き方や仕事のやり方に疑問や違和感を感じているなら、読んでみる価値ありますよ。
心の余裕とバランス・毎日のゆとりを失う方が怖い
バリバリ仕事をして成果をだして、金銭的にも物質的にも満たされることが幸せと感じる人もいます。
僕はこれまで断捨離などで“手放す”ことで幸せを感じてきたように思います。
女の子を呼んだ時とかに『カッコよく見えるリッチな1人暮らし』に憧れ、1LDKに住んでいましたが、次第にそれが生活を圧迫し始めた時期がありました。
ちょうどその頃断捨離に出会い、家賃45,000円の部屋から25,000円のワンルームに引っ越しました。
家賃という固定費が減った結果、見た目リッチじゃなく実際に手元に残るお金が増えました。
単純に無駄な支出が減った結果でした。
若気の至りで、消費者金融からの借金が120万あったときは、100円のパンを買うかどうか、マジでむちゃくちゃ悩んだこともあります。
お金がないと、精神が病みます。
だから、最低限の生活コストをまかなえるだけの収入は必要です。
しかし、収入や地位だけを追い求めて1日の大半を仕事に費やし、「帰ってご飯食べて寝るだけ」というのも僕には合いませんでした。
「何かが足りない」そんな感覚でした。
僕は極力生活をシンプルにして、自分が使う1つ1つのアイテムを上質なものにして、居心地の良さを感じる方が合ってるなと思いました。
いろいろな経験をへて、時間や期限・ノルマに追われて仕事をするよりも、簡単な仕事でもプライベートな時間や1人の自由な時間を大切にしたいという価値観を持っている自分に気づきました。
テレビを見ないことも、読書をすることも、時間感覚を遅くしてくれる1つの方法です。
ダウンシフトに興味ある?自分らしさと心のバランスを取り戻す
・働きすぎない
・仕事以外の自由な時間を大切にしたい
・ストレスのない生活をしたい
・ゆる~く生きたい
上記のように、僕と同じくらいナマケモノ精神満載なら、今の働き方や生き方にどこか違和感を感じているはずです。
その違和感を無視して生きるか、一度じっくり向き合ってみるかは、あなたがどのような未来像を思い描いているかによって変わってきます。
常識や世間体・思い込み・固定観念に縛られて、そこに自分を当てはめようとすると、どこか”生きづらい”感じがするはずです。
見栄やプライドから自分に嘘をついて、自分で自分の首を絞めているかもしれません。
以前の僕は、見栄とプライドの塊でした。
今は、わりと自然体で生きられているんじゃないかなと思います。
世間に流されない、あなただけの個性や生き方を見つけることで、ストレスが激減し、幸福感を感じながら生きることが出来ます。
「自分らしさってなんだ?」
そんな問いから、僕はダウンシフトに辿り着きました。
最後に
京大卒の日本一のニートのPhaさんをご存じですか?
僕が昔読んだ本なんですが、凝り固まった頭をマッサージしてくれるような本です。
押し付けがましくなく、不思議と「そんな考え方もあるのか」と納得してしまいます。
過度なストレスを抱えている人に、休暇を与えてくれる存在です。