自分を客観的に見る人と見ない人。どこで差がつく?

自分を主観的にしか見れない最大のデメリットは、”信頼されなくなること“です。

 

自分を客観的に見ることは難しいと思っていませんか?

経験に裏打ちされた広い視野で、冷静な判断がデキる魅力的な感性が羨ましいと思ったことはありませんか?

客観的に自分を見ることがデキる人とデキない人は何が違うのでしょうか?

 

この記事では、自分を客観的に見る5つの具体的な方法メリットをご紹介します。

 

僕たちは、1人1人違ったメガネをかけて日常生活を送っています。

自分の立場や状況というメガネ。

世代というメガネ。

性別というメガネ。

 

100%客観的になることは、不可能だと思います。

 

しかし、

・よりよい判断をしたり、

・好き嫌いを超越して、誰にでも平等に関心を持ったり、

・自分の強みや弱点を把握したり、

・自分の悪癖を自覚して改善したり、

 

すべてに客観性が求められます。

 

自分を客観的に見ることが出来ると、人生にとってもめちゃくちゃプラスになります。

 

☑理想の自分と現実の自分の差を埋めるための努力が出来る

☑感情の渦に支配されなくなる

→怒り、嫉妬、執着、依存などがかなり減る

☑相手の正しさも認められるので、ケンカがなくなる

☑自分の弱さ(苦手・下手など)を素直に認められる

☑相手の良さも認められる

 

若い頃は誰でも主観的に物事をとらえてしまうものです。

経験や知識を重ね、だんだんと客観的に見られるようになってきます。

 

しかし普通に生活しているだけでは、自分が経験出来ることはそう多くありません。

自分が知っていることだってそんなに多くないはずです。

 

自分を客観的に見ることは、自分を可能な限り正当に評価することです。

過大評価しすぎるとごう慢になり、過小評価しすぎると卑屈になります。

 

自分を客観的に見る5つの具体的な方法をお伝えする前に、”自分を客観的に見れる人と主観的にしか見れない人の違い”に触れておきます。

 

主観的にしか見れないと、いろいろ損をすることが増えます

自由やストレスフリーとは真逆の、ストレスの多い毎日になってしまうんです。

 

自分を客観的に見る人と主観的にしか見れない人

冒頭の言葉をもう一度繰り返しておきます。

自分を主観的にしか見れない最大のデメリットは、信頼されなくなること

 

自分が何を言って、どんな行動をしているのかを客観的に把握できないと、言っていることとやっていることがチグハグになってしまいます

一貫性がなくなってしまうんです。

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浮気は許さんぜよー!

この男性が自分で浮気をしていたら、彼女はどう思いますか?

h

自分で浮気はダメって言っておいて、自分はやってもいいわけ!?サイテー!

 

当然彼女は怒りますし、加えて信頼も失います

 

主観的な見方しか出来ない人は、自分のものさしだけを基準に生きているんですね。

気分屋」と言われてしまうかもしれません。

 

自分の考えにとらわれて、別の見方が出来ないため、凝り固まった考え方になってしまっています。

・「○○に違いない!」

・「絶対○○だ!」

・「○○じゃないなんておかしい!」

 

同じ物事でも、見方や感じ方は1人1人違います。

主観的にしか見れない人は、偏った思考の持ち主とも言えます。

 

飲食店には、お客店員という2つの立場がありますよね。

あなたがお客さんとして飲食店に入り、ハンバーグ定食を注文したとします。

でも、30分たっても40分たっても料理が運ばれてきません。

 

ここで、怒鳴ってしまう人完全に主観的な人です。

 

注文した料理が遅いとお腹も減りますし、ちょっとイラ立つのも無理はありません。

 

しかし、店員さんの立場を考えてみましょう。

 

店員さんは、厨房の料理が出来上がらないと運んでこれませんよね?

お昼時に混雑していて、厨房は大忙しなのかもしれません。

店員さん自身もあなたより前に、「料理まだですか?」というクレームを受けていて、厨房の料理の出来上がりを「遅いな…」と思いながら待っているのかもしれません。

 

主観的見る人は、物事の表面しか見れなくなっています

 

自分からの立場でしか物事を見れないので、適切な判断が難しくなってしまいます。

自分を客観的に見ることが出来れば、店員さんに怒鳴っている自分が、”周りにどう映るのか”ということにも気を遣えるはずです。

 

問題に直面した時、自分の状態を客観的に分析できれば、特定の立場にとらわれることなく、物事をフラットに見れます

 

主観的な人は問題に直面した時、2通りの反応を示します

 

☑悲観的になって、落ち込んだり自分を傷つける

☑楽観的になって、危険や迷惑を考えない行動に出る

 

主観という自分のものさしだけだと、間違った判断をしてしまいがちです。

 

物事を成功させる人は知識の量も必要ですが、何より大事で結果を左右するのは”客観視する力“です

自分に求められていることを把握するには、自分を客観的に見る力が必ず必要になります。

自分磨きをしたり、自分を進化させていく場合にも、現在地を客観的に把握することは大切です。

 

 

主観的な見方しか出来ないと、出来ていないのに出来ていると勘違いしたりします。

他人からみたら、ダサい行動を本人はカッコいいと思い込んでいたりするのも、主観的にしか見ていないからですね。

自分を客観的に見る力は、後天的に誰でも身につけられる”スキル”

自分を客観的に見る力は、繰り返しのトレーニングや訓練によって誰でも身につきます

意識改革は必要です。

これからご紹介する5つの方法をヒントに、より魅力的な人間に近づけます。

小さなステップを意識的に繰り返しチェックすることで、習慣化できます

今苦手でも、自分の見方を変えることが可能です。

 

一番始めのステップは、理解することです。

大まかに理解して、実践して、間違えば修正する。

上手くいかなかったことは、気づきとして次に活かせばいいんです。

これを繰り返せば、スキルとしてあなたのものになります

 

自分を高め、人生をいい方向に進めるためにも、このチャンスをぜひ生かしてください

 

1.人の意見を聞く

自分を客観的に見るためには、視野を広げる必要があります。

人の意見に耳を傾けることで、自分とは違う視点や角度の意見を聞くことが出来ます

 

友達や知り合いがいっぱいいるなら、その人たちの話を聞くことをオススメします。

そのような人たちと普段話しているなら、相当頑固でない限り、自然と客観的な見方が身についているはずです。

 

友達少なめの僕みたいなタイプは、読書をしたり、YouTubeの本の要約動画を運転中に聞き流したりして、自分とは異なる考え方を取り入れています。

多くの視点を参考にするということは、考える選択肢を広げるのに役立ちます

 

親しい人に自分がどんなイメージを持たれているのかを聞くのもおすすめです。

自分から見た自分と、人から見た自分は、イメージが違っていることが結構あります。

 

他人の目線からのイメージが、「始めは冷たい人間かと思った」というマイナスなイメージだったとしましょう。

その場合、新しい人と出会った時、毎回そのような印象を持たれている可能性が高いです。

笑顔を心がけるなど、事前に印象を良くするための対策を打つことが出来ます。

 

普段会わない人価値観が違う人の意見はとても参考になりますし、新しい発見があります

 

読書は、普段の生活では絶対に会えない人の考えに触れられます

アポを取らなくてもいいですし、コスパ最高なので、1ヶ月1冊からでも読んでみることをおすすめします。

 

2.事実と解釈を分ける

自分を客観的に見る時の問題点は、人はどうしても”自分に都合よく解釈しがち“だということです。

僕たちは普段、、物事の事実を体験しているわけではなく、物事の解釈を体験しています

 

エアコンが入った室温が25℃だと、夏は「寒い」と感じるのに、冬は「暖かい」と感じます。

 

室温が25℃という事実は一緒なのに、感じ方は変わります。

事実と解釈を分けて考える必要があります

 

物事を正確に把握するには、データと数字を重視することです。

 

例えば、資格試験で合格を目指す場合を考えてみましょう。

・今、何点取れるのか?

・合格まであと何点必要か?

・どんな問題が苦手でどんな問題が得意か?

 

資格試験合格という目標を成し遂げるには、これらの客観的事実をしっかりと把握しなければいけませんよね

わからない問題を洗い出し、そこを徹底的に頭に叩き込んだ方が合格に近づきます。

 

事実やデータを無視して、なんとなくの感覚に頼りすぎると無駄が増えます

なんとなく好きと思って服を買っていると、クローゼットの中に同じような服が何着もある、ということがあります。

この場合、

・今持っている服が何着あるのか?

・その服と合わせる靴はどれか?

こういうことを考えて買うと、無駄な買い物を減らせます

 

信頼できそうな人だし、なんとなく良さそうと思って、乗った投資話に騙されたりすることもあります。

この場合は、

・なぜその人が自分に投資話を持ってきたのか?

・その人は自分に投資話を持ってきたことでどんな得があるのか?

など、背景や意図を考えて事実関係を見れば、騙される可能性はグッと減ります

 

自分の解釈に少しの疑問を持って、客観的事実にも目を向けてみて下さい

 

3.行動を見える化

自分を客観的に見るために、自分の行動を記録するという方法があります。

 

『もしドラ』で一般の人にも知られるようになった経営学者のピーター・ドラッガーも自分の行動を記録することの大事さを語っています。

 

自分の行動をその都度メモするというのは、あまり現実的ではないため、オススメは日記のように一日の終わりに振り返ることです

 

行動や考えていることを記録することで、成果やこだわりなど自分の行動パターンを客観的に見ることが出来ます

 

自分の行動パターンが分かれば、改善点を見つけやすくなります

 

例えば、女性に「今度デートしよ!」と言って断られたとします。

この場合の改善点として、次のようなことが考えられます。

☑デート→お茶・ご飯と言いかえる

☑誘う前に、もっと仲良くなる

☑場所や時間帯を伝えておくべきだった

 

“デートの誘いを断られた理由”を考えて可視化し、その記録をもとに、行動を修正していけば成功する日は近いです。

 

ほとんどの人は、今日の出来事を3日後には80%くらい忘れてしまっています

記録して残しておくことで、忘れた時に見返すことも出来ます。

 

4.リフレーミング

リフレーミングとは、考える枠組みを変えるというテクニックのことです

 

ネガティブな出来事に感じた時に、ポジティブな枠組みに当てはめて考えるというのもリフレーミングです

 

彼女に浮気された時は、誰でもショックだと思います。

これをポジティブな枠組みに当てはめれば、僕の場合次のようになります。

 

・自分の魅力をもっと高めて、彼女が他の男のことも気になるくらいいい男になってやろう!

・彼女に寂しい思いをさせていたのかもしれない。寂しい思いをさせないために何をするか?

 

何度も言っているように、同じ物事でも人によって見方や感じ方は異なります

 

ショックな出来事から立ち直るためにも、リフレーミングは有効です

 

考える枠組みを変えて、今の思い込みを角度を変えて考えることで、短所も長所に変えられます。

実際、短所と長所は表裏一体です。

リフレーミングによる言い換え
☑優柔不断→慎重
☑強引→決断力がある
☑感情だけで動く→即行動
☑甘えん坊→かわいい
☑落ち着きがない→行動力がある
☑飽き性→好奇心旺盛

自分が尊敬する人がいる場合は、「あの人だったら」という枠組みで考えるのも有効です。

 

ビルゲイツだったら?

ソフトバンクの孫さんだったら?

ホリエモンだったら?

ROLANDだったら?

 

自分と違う行動をしそうじゃないですか?

 

リフレーミングも努力次第で身につきます

僕は、超ネガティブ思考を改善しようとして、リフレーミングに出会いました。

それが結果的に、自分を客観的に見る時にも役立っています

5.録画・録音

録音や録画もオススメの方法です。

 

僕は営業マン時代、研修で自分の接客態度を録画して自分の姿を見てみて、自分の変な癖に気づきました。

 

「話している時にムダに身振り手振りが多く、視線が散るな」とか、

「自分は結構ゆっくりしゃべっているつもりなのに、意外と早口だな」とか、

自分が出来ていると思っていることと、実際に出来ていることの差に気づくには、とてもいい方法です。

同時に、ちょっとショックも受けます。

 

初めて自分の歌声を聞いた時も、「え?この声だれ?」って思いました。

自分を客観的に見ることで、人にいい印象を与えられるようになるメリットがあります。

 

これら5つの方法を活用することで、いい方向に変化できるきっかけにしてみて下さい

自分を客観的に見ることができると問題解決能力が向上する

客観的に自分を見つめることができると、大きなメリットがあります

仕事もプライベートも、突き詰めれば人間関係で出来ています。

円滑な人間関係を築ければ、人生が豊かになります

仕事や自分磨きであれば、他人との差を明確にして、自分に何が足りないかをしっかりと把握できます。

ただ闇雲に努力するという無駄を省くことができます。

 

人間関係で嫉妬や怒りなどの感情が湧き上がっても、今自分は何に対して感情を動かされているのか冷静になることができます。

 

感情を一旦受け入れ、自分に「なんでそうなったのか?」と質問することで、「次どうするのか?」と自然と考えるクセが身につきます。

 

ミスが起きる過程を客観視することで、認知の歪みを正すことができます。

 

問題が起きた時、事実だけをしっかりと見つめて、自分の行動を修正すれば良いんです。

 

いろんな人の話を聞いて、手段を複数持っていれば動揺したり焦ることも少なくなります。

いろんな視点から物事を見ることができると、例え価値観の全く違う相手にも思いやりを持って接することができます。

 

誹謗中傷された場合でも、「そう考える人をいるよね。」くらいに軽く流せるようになります。

人は基本自己中な生き物です

客観的に物事を見れるだけでも、今までストレスに感じていたことを受け流せます

100%は無理でも、自分を客観的に見ることで、今自分がするべきことや気にしなくていいことなども見えてきます。

 

どんどんストレスフリーになっていきます。

 

自己改善はじめませんか?毎日の習慣で劇的に変化する客観視力

主観と客観のどちらがいいというわけではありません。

要は、バランスが大事です。

 

主観的にしか見れないと、わがままな自己中人間になってしまい、トラブルストレスが絶えないでしょう。

客観的に見過ぎると、楽しいとか嬉しいといった感情を置き去りにしてしまうため、つまらないと感じます。

主観的な楽しみも、どこか他人事のようになってしまうんです。

重要なのは、どちらかに偏ることなくバランスを保つことです。

 

子供の時は、ほとんど主観的にしか見ることができません。

大人になる成長過程で、いろんな失敗や経験をして客観視できるようになります。

 

主観的にしか見れないと、自分を中心に世界が回っているような振る舞いをしてしまいます。

自分を客観的に見るからこそ、謙虚になれます

仕事もプライベートも円滑な人間関係を築き、人生を豊かにするためには自分を客観的に見ることが大事です

 

今回紹介した5つの方法をいきなり全てやるのはオススメできません。

自分を客観的にみる5つの方法

1.人の意見を聞く

2.事実と解釈をわける

3.行動を見える化する

4.リフレーミング

5.録画・録音する

何に気をつけるか、頭が混乱するからです。

どれか1つ取り入れやすいものから取り組んでみて下さい。

 

自分で問題点に気づき、改善することができれば必ず魅力的な人間に近づけます

 

最後に、もう1つ僕がやってきた方法を付け加えておきます。

 

「人の振り見て我が振り直せ」

 

自分がイラっとした時は、自分も同じ行動をとっていない見直すいい機会として。

人から何かされて嬉しかった時は、「誰かにやるとしたら?」と考える。

 

1つ1つの自分の行動に”なぜそうするのか”という理由がつけられる人は、自分を客観的に見ることが出来ているんだと思います