「考えすぎる性格を改善したい?それ長所なのにな…」
“深く考えること”が、楽しく生きる唯一のコツだったとしたら?
考えすぎる性格のおかげで、今問題だと思っている99%が解決できたら?
言われた事しか出来ない人が多いと言われる中、”自分の頭で考えられること”も「才能」だと思いませんか?
包丁で人を刺せば、人殺し。
包丁で料理を作れば、料理人。
車も気をつけて乗らないと、人殺しの道具になってしまいます。
安全に乗れば、短時間で遠くまで運んでくれます。
考えすぎる性格はネガティブな方向に行ってしまうと、自分を苦しめます。
ポジティブな方向に行けば、物事の本質を見抜き、周りに流されない自分軸を持つ力になります。
考えすぎる性格そのものは問題じゃないんです。
短所と長所は表裏一体なので、使い方を変えるだけで、恐ろしく強力な武器にもなり得ます。
考えすぎる性格は使い方を変えるだけで、
・あなたが楽しく生きるために使うことが可能です。
・わざわざ人に相談しなくても、悩みを自己解決出来るので、ストレスを溜め込みません。
・世間の評判や噂に流されなくなり、人にどう見られるかも気にならなくなるので、偽りの自分じゃなく、本当の自分で堂々と人と接することが可能になります。
考えすぎる性格は改善したらもったいない!方向性を変えるだけでいい!
考えすぎる性格そのものは全く悪いものではないんです。
だから、改善するんじゃなく、今あなたが持っている「自分の頭で考える」ことを上手く活用できれば、長所に変わります。
過去にとらわれると、ネガティブになります。
例えば、
「今ならあんなこと言わないのに(しないのに)なんで言ってしまったんだろう?」
と後悔していると、どんどん悪い想像が膨らんでいきます。
一方で、考えを未来に向けるとポジティブになります。
「今度同じ状況になったら、どんなことを言えばいいだろう?」
と予防策や対策を考えることは、同じ間違いをしないためにも大事なことです。
ネガティブ(後ろ向き)とポジティブ(前向き)ってホント言葉通りなんです。
ネガティブな時は過去にとらわれた考え方になっています。
ポジティブな時は未来に向かう考え方になっています。
「将来を考えても不安になりますよ。」
と思うかもしれません。
確かに、その通りです。
実はこういう時は、将来(未来)を考えているようで、考えていません。
というより、考える材料が現段階で無さ過ぎて、考えようが無いんです。
人は何に恐怖や不安を感じるかと言うと、「わからないこと」に関してです。
例えば、お化け屋敷に入る前に、係員の人からこんな説明があったらどうでしょう?
「これが、お化け屋敷内のコースとお化けが出るポイントです。一度しっかりと目を通してから、
中にお入りください。」
ドキドキ感も怖さも無くなり、入る気さえ失いませんか?笑
結婚に関しての悩みで、こういう相談を受けることがあります。
「こんな私が将来結婚し、子供を産み育てられるか?」
「将来旦那さんが転勤族だったら?」
「旦那さんは私の両親を大切に思ってくれるだろうか?」
「姑さんとの関係はどうなるのか?」
ご自身でも、もうわかってらっしゃるんですね。
本人がおっしゃっていました。
「どうなるかなんてわからないことを悩み、毎日夜な夜な泣いています。」と。
「どうなるかわからないこと」=自分の力だけではコントロール出来ない事。
これは、成り行きを天に任せるしかありません。
どうなるかわからない未来について悩むという事は、算数の式に直したら、
1+□=○
という式になります。
数字を入れるたびに、答えが変わりますし、そもそも正しい答えがありません。
悩むというのは、こういう作業を延々繰り返している状態なんです。
こういう問題は考えても、「コレ!」という答えがありません。
「答えがない」ということは、発想を転換すれば「どれも正解」ということでもあります。
ここで出した答え次第で、あなたはネガティブな方向にも、ポジティブな方向にも行けるということです。
つまり、「運命のかじ取りは、自分の考え方次第で変えていける」という事なんです。
深く考えることは、生きていく上で”強烈な武器”になる
「T字理論」とも「T字型思考法」とも呼ばれるものがあります。
これが、そもそも何を表しているかと言うと、アルファベットの「T」の横棒を知識の幅(幅広いジャンル・幅広い世界の知識)、縦棒を知識の深さ(特定のジャンルに深い知識)に表したものです。
例えば、いろんなタイプの人と仕事の話や趣味の話が出来る人は、幅広い知識を持っている人です。
1つのジャンルに特化して、より専門的な話やほとんどの人が知らないような話が出来る人は、深い知識を持っている人です。
考えすぎる性格の人は、幅広く深い知識を持てる才能を持った人なんです。
自分の頭で考えられる人の方が希少価値がある
「指示待ち人間」と言われる人たちがいます。
この人たちは、自分の頭で考えることができなくなっている人たちです。
「今、自分がやれることは何か?」
「他に、やっておくことはないか?」
こういうことが考えられないので、言われた事はやるけれど、それ以上のことが出来ないんです。
その点、考えすぎる人たちは、普段からこういうことを考えていますので、いい方向に使えれば、
友達の中でも、社会の中でも、存在価値の高い人になれます。
ポジティブな面も考えられれば、思考や視野が広がり寛大な性格になる
“考えすぎてしまう”と悩むときは、ネガティブな方だけに考えている時です。
こうなると、気分も落ち込んでしまうので、ポジティブな方にも考えるようにすれば、視野が広がります。こうすることで、あなたの特性を存分に活かせます。
例えば、先ほどの
「こんな私が将来結婚し、子供を産み育てられるか?」
という悩みがあったとしましょう。
初めての事だし、昔妹や弟を世話した記憶が無ければ不安な気持ちになると思います。
こんな時でも、
「初めてのことだから、失敗することもある。わからなければ、親や結婚してる友達に相談するか、ネットで検索すれば情報はたくさんあるから大丈夫だろう。」
と考えられれば、不安が消えていくのではないでしょうか。
仕事や恋愛で、「何度言ったらわかるの!?」とイライラする事はないですか?
これも、「人は何度も言って、本人がそれに気づき、意識的に注意するようにならないと、
覚えない」
という知識があれば、イライラしなくてすみます。
「まだ、本人がそれを問題だと気づいていないんだな。」とか
「本人に気づいてもらうために、今度はどんな言い方がいいかな?」
みたいな感じで、イライラするんじゃなく冷静にその人を見れるようになります。
分からないことが多すぎると、毎日不安になったり、怖くなったり、ストレスが激増してしまいます。
反対に知識が増えて、広く深く物事を知ると、分かることが増え、思考や視野が広がるので、ストレスやイライラがめちゃくちゃ減ります。
複雑なことをシンプルに伝えられるようになる
物事を広く深く知ってくと、それぞれの共通点を見つけられるようになり、バラバラに見える問題でも、同じものとして対処できるため、考えるのも楽になります。
人生とRPGゲームは似ています。
生まれた時はレベル1の勇者です。
そこから、学校生活、恋愛、仕事などで、それぞれの試練や壁をクリアしながら経験値を手に入れ、レベルアップしたり、武器や防具を手に入れ、各ステージのボスを倒したりしながら進んでいきます。
人生と花もよく似ています。
種を植え、水や肥料をやり、やがて花を咲かせる。
中には、一生懸命世話しても咲かない花もあります。
そして、花の咲く植物は世界に20万種類あると言われています。
それぞれが、それぞれの花を咲かせます。
どれが一番キレイと思うかは、僕とあなたで違うでしょう。
客観的にみれば、どれが一番キレイかなど順位をつけられないはずです。
花を育てるのも、子供を育てるのも、後輩を育てるのも一緒ということもわかりますよね?
このように、あなたが今知っていることを繋げて共通点を探すだけでも、複雑に見える問題を
シンプルで簡単な問題に直すことで、解決出来ます。
考えすぎる性格は改善より改革を起こせ!今日からすぐに出来る3つのこと
考えすぎる性格は短所じゃなく、長所です。
僕自身がそういう性格なので、考えすぎて病んだり、落ち込んだりするのもよくわかります。
ただ、使い方を間違わなければ、間違いなく武器になります。
そこで、僕が実践してきたことの中から、「今日から出来ること」を3つご紹介します。
頭を整理するために、断捨離を始める
頭の中と部屋の状態はリンクしていると言われます。
「部屋の状態を見て、いくつか質問すればその人がわかる」と言う人さえいます。
「必要なもの」と「不要なもの」を分ける。
「使うもの」と「使わないもの」を分ける。
この作業を始めは、目に見える”物”でやる事で、考えます。
物を仕分ける間も考えますよね?
それを1個1個考えながらやる事で、自然と脳みそが鍛えられ、目に見えない思考の
整理も出来るようになります。
「自分の問題」か「相手の問題」をしっかり分ける
これは、「嫌われない勇気」という本が話題になったことで、一躍有名になった心理学者アドラーが提唱する「課題の分離」に基ずく考え方です。
「これは誰の問題か?」
悩みが多い人は、人の問題まで背負ってしまっていることが多いんです。
例えば、「今度の日曜日空いてる?」って聞かれて、「ゴメン!その日は部屋の掃除したいんだ!」と言って、嫌われるかどうか気にするのはあなたの問題じゃないんですね。
その答えを聞いて、嫌うか嫌わないかは相手次第です。
嫌う人もいるし、嫌わない人もいる。
つまり、相手の問題です。
このように、「誰の問題か」を明確にすれば、悩みが半減して、モヤモヤしている心もスッキリするでしょう。
ノートやスマホのメモに書き出す
「ストレスを溜めてはいけませんよ!」
とは、よく聞くセリフですが、ストレスを溜めてしまっている人は、発散させなければいけませんよね?
ストレス発散法は人それぞれ違いますが、あなたのストレス発散法が、仕事が休みじゃないと出来ない場合、仕事が忙しいと、ストレスが溜まるばっかりになってしまいますね。
便秘が身体によく無いように、ストレスも出さなければ、心が病んできます。
なので、誰にも迷惑をかけないストレス発散法として、「ノートに書きだす」という方法があります。今はスマホのメモやアプリもあるので、なんでもいいです。
これは、視覚化するというメリットもあって、文字として見ることで「自分は今こんなことを考えているんだ」と客観的に見ることで、頭の中でゴチャゴチャになっていたものが明確になったり、解決するアイデアが浮かんだりすることもあります。
「考えている状態」って目に見えないですよね?
それを見える化することで気づくこともあります。
この3つのうちの1つでも、実践してもらえば頭がスッキリしますよ。
健闘を祈ります。