なんでもかんでも批判する人っていますよね?
いちいち批判する人に無性に腹を立てていませんか?
できれば、生きている間に関わりたくないのが本音だと思います。
でも、生きていればそういう人に遭遇してしまうことがあります。
職場や知り合いの中に”いつも批判する人“がいる場合、避けて通れない時があります。
そういう場合、自分の時間とエネルギーの消費を、最小限に抑えて対処したいですよね。
“批判する人の対処法3つのポイント“に加え、”一番やってはいけない対処法“をお伝えします。
批判する人の対処法!一番いいのは…
批判する人の対処法のポイントは3つあります。
- 関わらない
- 相手にしない
- 放っておく
どれも似たような言葉に聞こえるかもしれませんが、ニュアンスは少しずつ違います。
ニュアンスの違いについては、後述します。
反対に一番やってはいけない対処法は、”反論したり、応戦したりすること“です。
言い争いになったり、相手がさらにヒートアップして、さらに面倒なことになります。
「金持ちケンカせず」という言葉があるように、ケンカしても損ばかりで得がないので、間違っても批判する人を正そうと思って、真っ向から勝負しようなどとしてはいけません。
金持ちじゃなくても、あなたの保身のために、余計なもめごとは避けるのが賢い選択です。
批判する人に関わってもメリットは0です。
デメリットしかありません。
百害あって一利なしどころか、千害あって一利なしという言葉がよく似合います。
批判する人の対処法3つのポイントについて詳しく見ていきましょう。
1.関わらない
3つの中で一番いいのは、関わらないことです。
批判する人とは出来るだけ距離をとり、自分のやることに集中しましょう。
残念ながら、一日の時間も体力(エネルギー)も有限です。
批判的な人の話を延々と聞いたり、反論したりすれば、当然時間も体力も使います。
デメリットしかないものに、時間も体力も奪われてはいけません。
あなたの人生はあなたの選択の結果で出来ています。
それなのに、わざわざヤフコメをのぞきに行ったり、ヤフー知恵袋をのぞきに行ったり、自らそういう人たちが待ち構えている所に、足を踏み入れないように気をつけたいですね。
テレビのニュースもネガティブなものが多かったりするので、僕は自分のことに集中するため、25歳くらいからテレビを部屋に置かないようになりました。
結婚してからは、うちにテレビはありますが、僕1人で見ることはほとんどありません。
世の中の雑音を減らすと、批判する人や聞きたくもない話で心を荒らされることも激減します。
それだけでも、無駄なストレスを回避できます。
2.相手にしない
2つ目のポイントは、相手にしないことです。
これは、職場や親など、どうしても相手にしないといけない相手に使う必殺技です。
あいづちはうつけど、そのうち相手も話す気を無くしてしまうメリットがあります。
「へえ~」「そうなんだ」「なるほど」
この3つであいづちだけうち、話は広げない。
これでOKです。
間違っても
「こういう風には考えられない?」「そうとも限らないと思うよ!」
などと、言ってはいけません。
相手は、もっと攻撃的に自分の意見の正当性を主張してきます。
あなたはできるだけ早く話を切り上げたいはずなのに、これでは相手の思うつぼです。
3つのあいづちを使い、”心ここにあらず“みたいな感じで自分の心も守りましょう。
ワンパターンなあいづちを繰り返しておけば、相手も話をしていて面白くありません。
そういう人は、あなた以外の違う標的を探し始めるでしょうが、罪悪感を感じる必要はありません。
批判する人同士で仲良くやって頂ければ、自分は守れます。
まずは、自分を守ることが第一優先です。
3.放っておく
3つ目のポイントは、放っておくことです。
無視するのと同じです。
独り言みたいに言っている時は、聞こえていないふりをして、決して反応しない事です。
仮に、批判するAさんがこんなことを言っていた場合。
A「芸能人の○○って絶対性格悪いわ~」
あなた「…..」
質問みたいな形で聞かれた場合は、知っていても分からないふりをしましょう。
A「芸能人の○○って絶対性格悪いと思わない?」
あなた「○○?その人ドラマの役でしか見た事ないから、よくわかんないんだよね。」
・独り言の場合は、反応しない
・質問の時は、分からないふりをする
このパターンで難を逃れましょう。
批判する人に関わらない方がいい3つの理由
批判する人への対処の3つのポイントと、一番やってはいけない対処法をお伝えしました。
「避けられない」場合以外は、関わらないのが一番です。
関わってもデメリット0の批判する人。
「なぜ関わっても、損しかないのか?」を解説します。
批判する人の心理と特徴
批判する人には、共通の心理があります。
それが劣等感やコンプレックスです。
あとは、自己肯定感の低さでしょうか。
自分の悪いところや欠点を隠すために、自分と同じレベルまで相手を引きずり下ろす必要があります。
さらに、いつも自分の欠点や短所に注目して生きているので、人の欠点や短所も一瞬で見つけられます。
短所の1つや2つあるのが人間なんですが…。
“欠点を探す”ことが天才的に上手い!
「よくもまあ、そんな小さなこと見つけてきたね」と感心してしまうほど、批判の材料を見つけることに対しては、天才的な才能を発揮します。
・相手を低くすることで、自分を高い位置に置きたい。
・相手をたたくことで、自分の意見の正当性を主張したい
・相手の出来ないことを強調することで、自分が出来ることをアピールしたい
こうしないと、劣等感・コンプレックス・自己肯定感の低さを埋められないんです。
自分の短所や欠点を素直に認められている人は、負けていることを自覚した上で、長所にも目を向けられます。
野球のイチローさんやサッカーのカズさんって、あの年齢まで現役なんて凄いよな。やっぱ身体のケアとか徹底してるんだろうな。
でも、年とってから試合出れなくなってるじゃん!もう限界じゃない?
・・・。(話の論点が…)
なんでもかんでも批判する人は、自分と他人の区別が出来ていません。
自分が世界の中心であるかのように、自分の考えが正しく、人を自分の思い通りコントロールしようとします。
この世界には、いろいろな人が住んでいて、人それぞれ好みも違えば、得意不得意や長所短所も違うということが、理解できていないんですね。
だから、高圧的だったり、上から目線だったり、すぐ怒鳴ったりします。
地球上で、一番臆病な生き物かもしれません。
いつも誰かと比較して「負けている」と思っているため、態度の大きさや声の大きさや言葉の強さで威嚇しているような状態です。
こういう人には、相手を言い負かすことや、引きずり下ろすことでしか心の安定をはかれないんです。
人を批判することでしか
自分の価値を高められない人と
付き合うのをやめなさい
人を傷つけることでしか
振り向かせられない人から
今すぐ離れなさい
相手にしたら自分も同じになる
何と言われようとも
どんなに許せなかったとしても
相手にしないこと
大切な人と過ごすこと
毎日幸せと思って生きていないと
人生はあっという間に終わってしまう
引用元:ああ正負の法則/美輪明宏
批判する人に共感してしまうと…
言葉は人を幸せにすることにも使える反面、傷つけることにも使えます。
批判する人に共感してしまうということは、あなたも共犯者になってしまうことでもあります。
人を傷つけると同時に、自分にも悪影響があるのをご存じですか?
悪口を言っている人は、ストレスを発散しているように見えます。
実際は、その逆。
悪口を言うとストレスが溜まるんです。
脳の働きはとても優れたものですが、1つの弱点があります。
それは、「主語を理解出来ない」というものです。
主語がない状態の情報で理解するというのです。
主語を理解出来ないとどうなるか?
「あいつは空気を読めない!」
と誰かを批判してすると、脳は「空気が読めない」という情報を認識します。
そして、大抵の場合、自分の悪口を言われていると間違って認識するため、強いストレスを受けるという仕組みです。
怖くないですか?
それに、自分しゃべった言葉を音として、一番間近で聞いているのは自分です。
ということは、自分の言葉に自分が一番影響を受けてしまうということになります。
日本でも「言霊」という言葉があります。
科学的根拠はありませんが、”その言葉をきっかけに現実になにかしら影響を与える”という考えが古くから信じられています。
自分への悪影響は他にもあります。
「一貫性の法則」をご存じですか?
『人は自らの行動や発言、態度、信念に対して”一貫性”を持たせたい』という心理傾向があります。
脳は主語を理解できないと考えると、誰かを批判する発言をすると、自分の行動も発言に引っ張られていくと考えられます。
「運を良くしたいなら、悪口や批判をやめなさい」という話は、こういうところから来ているんです。
あいつは空気が読めない!
こう批判する人は、
一貫性の法則+主語を理解出来ない脳=自分も空気が読めない行動をする
こういうことが発生します。
ここまでの話をまとめると、批判する人も聞かされた人も強いストレスを感じると言えます。
このストレスが脳内にコルチゾールという、ストレスホルモンを分泌させます。
コルチゾールが大量発生すると、脳の老化が進み、認知症の発症リスクが高くなることも分かっています。
フィンランドの脳神経学者トルパネン博士と、その研究チームの調査結果によると、普段から悪口を言っている人とそうでない人の認知症発症リスクは、3倍も違うことが明らかになっています。
批判を口することにもデメリットしかないことが、お分かりいただけたと思います。
人間関係の法則
ある一定の割合で自分に否定的な人がいるものです。
その割合は、「2:6:2」とも「2:7:1」とも言われます。
「2:6:2の法則」は諸説ありますが、パナソニック創業者松下幸之助さんが提唱されたとされています。
「2:7:1の法則」は、アメリカの臨床心理学者カール・ロジャーズが提唱したとされているものです。
例えば、あなたの職場の人をランダムに10人選んだとすると、
・2人は気の合う人
・6~7人はどちらでもない人
・1~2人は気が合わない人
こうなる傾向があるというものです。
いくら親切にしても、どんなに気を遣っても、自分に対して否定的な見方をする人が1~2割はいるものです。
コチラの記事の【最後に】のところでもこのように紹介しています。
好感度No.1の芸能人でも、数%アンチがいます。
その証拠に好感度ランキングと同時に、嫌いな芸能人にもランクインします。
5,200人が選んだ2018年の
【好きな男性俳優】3位の木村拓哉さんは【嫌いな男性俳優】の1位です。
【好きな男性俳優】7位の菅田将暉さんは、【嫌いな男性俳優】の4位にランクインしています。
「好き」になってもらうのは、良くも悪くも目立つので、好き・嫌いの両方の人がいます。
批判する人の対処法3つのポイント【まとめ】
最後にこれまでの話をまとめておくと、
【批判する人の対処法3つのポイント】
- 関わらない・・・距離をとる
- 相手にしない・・「へえ~」「そうなんだ」「なるほど」の3つのあいづち。
- 放っておく・・・反応しない。
【批判する人に対して、やってはいけない対処法】
・反論する
・応戦する
・共感する
【批判する人はこんな人】
・劣等感やコンプレックスを抱えている
・自己肯定感が低くて、臆病だから吠える
・2:7:1の1割に当てはまる人
批判する人に関わることは、”千害あって一利なし”なしです。
あなたの時間やエネルギーをデメリットだらけの人に奪われないように、気をつけて下さい。
それでは!