人生で大切なことは何だと思いますか?
☑人に喜んでもらう
☑新しい知識を知り、感動する
☑物事から逃げ出さないこと
☑後悔を残さないこと
☑自分から行動すること
どれも大事だと思います。
「友達、家族、恋人で誰が一番大事ですか?」
と言われても、みんな大事です。
結局、”人生で大切なことは1つには絞れない“んだと思います。
そうは言っても、テレビやインターネット、SNSなどでいろんな情報が飛び交っている時代です。
多くの人は、何かしらの生きる指針や方向性を求めているのかもしれません。
人生で迷った時、方向性を間違えて大切なものを失ってしまうかもしれません。
今日は最近読んだ本で、「この1冊さえあれば、人生の方向性を大きく間違うことはないだろう」という本を紹介します。
「人生で大切なことは何?」
この超シンプルな問いは、3500年以上前から答えが出ています。
それが古代ユダヤ賢人の言葉です。
これは、聖書の超訳版です。
聖書と聞くと、拒否反応を起こしてしまうかもしれません。
しかし、この本はキリスト教で使われる、『新共同訳』のそれとは全然違う仕上がりです。
僕は、読書の幅を広げる過程で、聖書を読んだこともありますが、超難解な本でした。
その点、古代ユダヤ賢人の言葉は、普段本を読まない人でも、スラスラと言葉が頭に入ってくるくらい読みやすいのに、中身の濃い1冊です。
聖書は、旧約聖書1439ページと新約聖書461ページからなる、辞書以上に分厚い本です。
聖書全体には、33,000の教えが詰まっていると言われていて、1日1つの教えを学んでも、約90年かかるということになります。
そんな超難解だけど、人生のバイブルになる教えをギュッと凝縮して、めちゃくちゃ読みやすくしたのが、今回紹介する超訳版です。
僕はkindle版で読みましたが、人生で大切なことは、この1冊に詰まっていると感じています。
人生で大切なことは今も昔も変わらない
人生で大切なことは、はるか昔に聖書で語りつくされています。
ただ、僕たち日本人には、宗教やキリスト教ってあまり馴染みもないですし、人によっては嫌悪感を抱くこともあると思います。
聖書は、諸説ありますが、3,500年以上前に作られたと言われています。
どんなベストセラーも聖書以上に売れた本はないんじゃないでしょうか。
今ほど本が無い時代、人が”心のよりどころ“にしたのが聖書です。
僕たちにまだ馴染みがある宗教は、仏教です。
僕もあなたと同じように、別に熱烈な仏教信者ではありません。
しかし、その考え方は学ぶべきところが沢山あります。
僕は仏教でも、キリスト教でも本質的な教えは同じだと考えています。
「仏教」「キリスト教」「聖書」という言葉のイメージだけで、敬遠していると、人生における損失は計り知れません。
それは、内面をよく知らない人の陰口を言うようなものです。
今では、大型書店や図書館には、一生かけても読みきれないほどの本が所狭しと並んでいます。
生き方や人生の方向性のヒントをくれる本だけでも、どのくらいの数があるかわかりません。
でも、どれだけ本の数が増えようが、どれだけ充実したサービスが出てこようが、“人生で大切なこと”の根幹は、大昔から今まで何も変わっていないんだと思います。
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人生で大切な3つの要素
聖書には33,000の教えがあり、1日1つの教えを学んでも90年はかかります。
その重要部分だけを抜き取って、究極にわかりやすくしながらも、心の奥底まで訴えかけてくるのが、古代ユダヤ賢人の言葉です。
ここで全ては紹介しきれないので、十分要約されている本書の中から、僕が特に重要だと思ったことを3つ紹介します。
・自分が発する言葉の影響力
・自分の心の状態の人生に対する影響力
・誰と親しくするか
自分が発する言葉や行動の影響力
自分が使う言葉を意識していますか?
ネガティブな言葉を使っているのか、ポジティブな言葉を使っているのか。
人を傷つける言葉を使っているのか、励ます言葉を使っているのか。
落ち込む言葉を使っているのか、勇気づける言葉を使っているのか。
メジャーでも大活躍されたイチローさんもこんなことをおっしゃっています。
自分で無意識にやっていることを、もっと意識をしなければならない
自分の言葉は、自分と関係が近ければ近いほど影響を与えています。
僕もあなたも、両親の言葉には少なからず影響を受けています。
その影響を受けて、今があります。
例えば、僕は大学に行こうともしませんでした。
これは両親に、「大学は出ておいた方がいい」という考えが無かったためだと思います。
僕の兄は、少々やんちゃでした。
同じようにやんちゃになる人もいるんでしょうが、僕は兄を反面教師にしました。
同じようになっても、正反対になっても影響を受けているのは事実です。
これと同じように、あなたの言葉や行動は、身近な誰かに少なからず影響を与えています。
だから、自分が使う言葉がポジティブになれば、人にポジティブな影響を与えられる可能性があります。
反対に、いつもネガティブな言葉を使っていると、周りの人にもネガティブな影響を与えてしまっているのかもしれません。
僕は、この空気感に結構敏感みたいで、批判や悪口、怒りなどのネガティブな感情や言葉に包まれた空気の悪い場所からは、一刻も早く逃げたくなります。
反対に、ポジティブな空気感に包まれた環境は、とても居心地がいいんですよね。
自分の心の状態の人生に対する影響力
ただ熱心なだけなのはよくない。
気持ちばかりが高ぶって、地に足がついた地道な行動ができないからだ。
それはつまづきの原因だ。
引用:古代ユダヤ賢人の言葉
人の心というのは、何よりも偽りに満ちていて、それは直らない。
心にあることは常に移ろい、都合によってどう転ぶかわからないのだ。
所詮、人の心とはそういうものだということを、はじめから理解しておかないと、過剰に傷ついてしまう。
引用:古代ユダヤ賢人の言葉
これらのことを知っているだけでも、結果が出ずに焦ったり、過剰に傷ついたり落ち込んで自分を責めてしまうことは激減します。
前者の場合は、つまづいた原因は、情熱はあるけど何かが足りないと冷静に受け止められます。
☑技術
☑知識
☑計画性
どれが足りないかは、検証してみないと分かりません。
「この辺を改善すればいいんだな」と前向きに考える材料にもなります。
後者の場合は、世の中も人の心も常に変化していくと分かっていれば、次のようなことも冷静に考えられます。
☑英語学習をはじめようと意気込んだけど、3日で辞めてしまった。
☑張り切って転職したけど、1年で飽きてしまった
☑「今年は料理をしよう!」と鍋をいろいろ買いそろえたが、ほとんど料理をしていない
なかなか1つのことが長続きしない時、「飽き性な自分」や「何をやっても3日坊主な自分」に嫌気がさしてしまうかもしれません。
「次は、始めから意気込んで最初から道具を買いそろえないようにしよう。」などの反省や振り返りも、もちろん大事です。
しかし、”人の心は移ろうもの“と知っていれば、「次は何をしようかな。」と頭を切り替えることが出来ます。
そのため、過剰に落ち込んだり、自分を責めることを防いでくれます。
誰と親しくするか
誰と親しくするかは、あなたの人生に必ず影響を与える。
分別を身につけ、良識をわきまえた人と親しくなるなら、あなたはその人から良い影響を受けるだろう。
しかし、愚かで道理をわきまえない者とつきあえば、あなたは必ず悪影響を受け、結果的に自分がそんすることになるだろう。
引用:古代ユダヤ賢人の言葉
人に取り入り、友人のように振る舞っているが、実はつきあうべきではない人というのはいるものだ。
一方で、嫌われることを覚悟の上で本当のことを言ってくれ、家族以上に信頼できる友となりうる人もいる。
この違いをしっかり見定めて友を選べ。
たとえそれが耳に痛いことであっても、愛と思いやりから指摘してくれることは、私にとっては成長のために必要であり大切なものだ。
引用:古代ユダヤ賢人の言葉
誰と親しくするかは、僕のこれまでにも影響を与えまくっている。
「誰に言われた」というわけでもないが、僕の思考や行動に影響を与えている、言葉は次のようなものです。
☑「過去は2秒で忘れろ!」
☑「大多数は間違っている。周りにお手本となるような人物がいなければ、周りをじっくり観察し、それと逆の行動をとればいい。」
☑「自分が使っている言葉に細心の注意を払え!」
有名人や芸能人の発言や振る舞いが大きな影響を持つことは、簡単に想像できると思います。
しかし、僕のような凡人だろうと、少ないながらも、普段接する人には何らかの影響を与えていると考えた方が妥当です。
それは、もちろんあなたも同じです。
人はお互い影響しあって生きています。
僕はどうせなら、いい影響を与えたいと思っています。
だから、普段から意識的にポジティブな言葉を選んで使ったり、笑顔で接するようにはしています。
人生で大切なことは、実行できてこそ意味を持つ
最後に、当記事のまとめです。
何事も、知っているだけでは価値は低いものです。
価値を最大化するために必要なのは、実行力です。
ただ聞く人にならないで、聞いたことを実行する人になれ。
大事なのは、実行力だ。
引用:古代ユダヤ賢人の言葉
例えば、「人の長所を口に出して、伝えた方がいい」ということを知っていても、口にしなければ伝わりません。
僕も始めは、褒め言葉がノドまで出かかっても、飲み込むことが何回もありました。
しかし、ある日「エイッ!」と勇気をもって「その髪型いいね。」と言ってみました。
自分の顔が真っ赤になっているのがわかるほど、顔は火照っていました。
すると、相手は笑顔で「ありがとうございます。」と言って笑顔になりました。
どんな小さなことでも、実行することで、自分の中で何かが変わり始めます。